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再びヨナに次のような主の言葉があった。

 「立って、あの大きな町ニネベに行き、

私があなたに告げる言葉を伝えよ。」

ヨナは主の言葉の通りに、

立ってニネベに行った。

ニネベは、行き巡るの三日かかるほどの

非常に大きな町であった。

ヨナは初め、その町に入ると、

 「もう40日すると、ニネベは滅ぼされる。」

と、一日中歩き回って叫んだ。

そこで、ニネベの人々は神を信じ、

断食を呼び掛け、

身分の高い者から低い者まで

荒布を着た。

この事がニネベの王の耳に入ると、

彼は王座から立って、

王服を脱ぎ、

荒布をまとい、灰の中に座った。

王と大臣たちの命令によって、

次のような布告がニネベに出された。

  「人も獣も牛も羊もみな、

何も味わってはならない。

草を食べだり、水を飲んだりしてはならない。

人も、家畜も、

荒布を身にまとい、ひたすら神にお願いし、

各々悪の道を、暴虐な行いを、悔い改めよ。

もしかすると、神が思い直して憐れみ、

その燃える怒りを治め、

私たちは滅びないですむかもしれない。」

神は、

彼らが悪の道から立ち返る為に

努力していることをご覧になった。

それで、神は、

「彼らに下す」

と、告げておられた禍を思い直し、

そうされなかった。