大祭司は皆、
人々の中から選ばれ、
人々の為に神に仕えるように、
すなわち、献げ物と生贄を罪の為に献げる事
を、任命されています。
大祭司は自分自身も弱さを身に纏っています。
だから、無知で迷っている人々に、
優しく接する事ができます。
また、その弱さの故に、民の為だけでなく、
自分の為にも、罪の故に献げ物を、
献げなければなりません。
また、この栄誉は自分で得るのではありません。
アロンがそうであったように、
神に召されて受けるのです。
同様にキリストも、大祭司となる栄誉を、
自分で得たのではありません。
あなたは私の子。
私が今日誕生させた。
と、語りかけた方がお与えになったのです。
別の箇所でも
あなたは、メルギゼデクの例に倣い、
とこしえに祭司である。
と、言っておられる通りです。
キリストは、
肉体をもって生きている間、
自分を、
死から救い出す事ができる方に向かい、
大きな叫び声と涙をもって
祈りと願いを献げ、
その敬虔の故に聞き入れられました。
キリストは御子であられました。
ですが、お受けになった様々な苦しみにより
従順を学び、完全な者とされました。
そして、ご自分を従う全ての人にとって、
永遠の救いの源となり、
メルキゼデクの例に倣い、
神により大祭司と呼ばれました。
このメルキゼデクについて、
私達は話す事がたくさんあります。
ですが、解き明かす事は困難です。
あなたが聞く事に対して、
鈍くなっているからです。
あなた方は、年数からすれば、
教師になっていなければなりません。
にもかかわらず、神が告げた言葉の初歩を、
もう一度誰かに教えてもらう必要があります。
あなた方は固い食物ではなく、
乳が必要になっています。
乳を飲んでいる者はみな、
義の教えに通じてはいません。
幼子なのです。
固い食物は善と悪を見分ける経験によって
訓練された大人の物です。