指揮者のために、ダビデの賛歌

私は切なる思いで、主を待ち望んだ。

主は、私の方に身を傾け、

私の叫びをお聞きになり、

私を滅びの穴から、泥沼から、

引き上げてくださった。

そして私の足を巌の上に置き、

私の歩みを確かにされた。

主は、私の口に、新しい歌、

我らの神への賛美を授けられた。

多くの者は見、そして、恐れ、主に信頼しよう。

幸いな事よ、主に信頼し、

高ぶる者や偽りに陥る者たちのほうに、

向かなかったその人は、

我が神、主よ。

あなたがなさった奇しいわざと

私たちへの御計りは、数も知れず、

あなたに並ぶ者はありません。

私が告げても、また語っても、

それは多くて述べつくせません。

あなたは、生け贄や穀物の捧げ物を、

お喜びにはなりませんでした。

あなたは私の耳を開いてくださいました。

あなたは、全焼のいけにえ

罪のためのいけにえも

お求めになりませんでした。

その時私は申しました。

今、私はここにきております。

巻き物の書に私の事が書いてあります。

我が神、私は御心を行う事を喜びとします。

あなたの教えは私の心のうちにあります。

私は大きな会衆の中で、

義のよい知らせを告げました。

ご覧ください。私は私の唇を抑えません。

主よ。あなたは御存知です

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