ゼカリヤ書 第5章

私が再び目を上げてみると、

なんと一つの巻物が飛んでいた。

御遣い

あなたは何を見ているのか。

ゼカリヤ

飛んでいる巻物を見ています。

その

長さは、20キュビット

幅は10キュビット

です。

御遣い

これは全地の表に出て行く呪いだ。

臨む者はみな、

一方の面に照らし合わせて取り除かれる。

また、偽って誓う者は皆、

もう一方の面に照らし合わせて取り除かれる。

私がそれを送り出す。

――万軍の主の言葉――

それは盗人の家に、

また、私の名によって、

偽りの誓いを立てる者の家に入り、

その家の真ん中に留まって、

その家を梁と石とともに絶ち滅ぼす。

私と話していた御遣いが出て来た。

御遣い

ゼカリヤよ、

目を上げて、この出て行くものが何かを見よ。

ゼカリヤ

これは何ですか。

御遣い

これは、出て行くエバ升だ。

これは、全地にある彼等の目だ。

見よ。鉛の蓋が持ち上げられると、

エバ升の中に一人の女性が座っていた。

御遣い

邪悪そのものだ。

御遣いは、女性をエバ升の中に閉じ込めた。

そして、エバ升の口の上に鉛の重しを置いた。

それから私が目を上げてみると、

なんと二人の女性が出て来た。

その翼は風をはらんでいた。

彼女達には、こうのとりの翼のような翼があった。

あのエバ升を地と天の間に持ち上げた。

ゼカリヤ

主よ、この人達は、

エバ升をどこへ持って行くのですか。

御遣い

シンアルの地に、あの女性の為に神殿を建てる為だ。

それが整うと、そこの台の上にその升を置くのだ。

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