私と話していた御遣いが戻って来て私を呼び起こした。
私は眠りから覚まされた人のようであった。
御遣い
あなたは何を見ているのか。
ゼカリヤ
私が見ると、
全体が金でできている一つの燭台があります。
その上部には鉢があり、
その鉢の上には七つの灯皿があります。
この上部にある灯皿には、
それぞれ七本の管がついています。
また、そのそばには、
二本のオリーブの木があります。
一本はその鉢の右に、
もう一本はその鉢の左にあります。
主よ、これらは何ですか。
御遣い
あなたは、これが何であるかを、知らないのか。
ゼカリヤ
主よ、知りません。
御遣い
これは、ゼルバベルヘの主の言葉だ。
権力によらず、能力によらず、
私の霊によって、
万軍の主は、言われる。
大いなる山よ、お前は何者か。
お前はゼルバベルの前で平らにされる。
彼がかしら石を運び出せば、
恵みあれ。これに恵みあれ。
と、叫び声が上がる。
また、私に次のような主の言葉があった。
主の仰せ
ゼルバベルの手がこの宮の礎を据えた。
彼の手がそれを完成させる。
その時あなたは、万軍の主が、
私をあなた方に遣わされた事を知る。
誰がその日を小さな事として蔑むのか。
人々はゼルバベルの手にある重り縄を見て喜ぶ。
これら七つは、全地を行き巡る主の目である。
ゼカリヤ
燭台の左右にある
この二本のオリーブの木は、何ですか。
二本の金の管により金の油を注ぎ出す。
このオリーブの二本の枝は何ですか。
御遣い
あなたは、これらが何であるかを知らないのか。
ゼカリヤ
主よ、知りません。
御遣い
これらは、
全地の主のそばに立つ、二人の油注がれた者だ。
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