アモス書 第6章
テコア出身の牧者の一人であったアモスの言葉、
これはユダの王・ウジヤの時代、イスラエルの王・
ヨアシュの子ヤロブアムの時代、
あの地震の二年前に、イスラエルについて彼が見た幻である。

禍だ。

シオンで安逸を貪る者、

サマリヤの山に信頼している者。

イスラエルの家が頼って行く。

国々の最高の首長達。

カルネに渡って行って見よ。

そこから大ハマテに行け。

またペリシテ人のガテに下って行け。

あなた方は、これらの王国より優れているのか。

彼等の領土は、あなた方の領土より大きいのか。

あなた方は、禍の日を遠ざけているつもりでいる。

しかし、暴虐の時代を近づけている。

象牙の寝台に横たわり、長椅子で身体を伸ばし、

群れのうちから子羊を、牛舎の中から子牛を取り、食べている者。

琴の音にのせて即興の歌を作り、

ダビデに倣って自分達の楽器を考え出す者。

彼らは鉢から酒を飲み、最上の香油を身に塗り、

ヨセフの破滅の事で、嘆き悲しむ事がない。

それ故、今、彼らは最初の捕囚の民として引いて行かれる。

大の字になった者どもの弔いの祝宴は除かれる。

神である主は、ご自分の名に懸けて誓われる。

―――万軍の神、―――主のことば。―――

私はヤコブの誇りを忌み嫌い、その宮殿を憎む。

私は、この都とその中の全ての者を引き渡す。

たとえ、一つの家に10人残っても、彼らもまた亡くなる。

親戚の一人でこれを焼く者が、

家から死体を持ち出す為にこれを取り上げる。

その家の奥にいる人に向かって言う。

親戚の一人

家の奥にいる人よ、あなたの所には、まだいるか。

家の奥にいる人

誰もいない。

口をつぐめ。

主の名を口にするな。

まことに、見よ。

主は命じられる。

大きな家を打ち砕き、小さな家を粉々にせよ。

馬が岩の上に走るだろうか

人がその牛で耕すだろうか。

しかし、あなた方は、公正を毒に変え、

正義の実を苦ヨモギに変えた。

あなた方は、ロ・ダバルを喜ぶ。

そして、

私達は、自分達の力で、カルナイムをとったではないか。

と、言う。

しかし、イスラエルの家よ。

今、私は、あなた方に敵対する一つの国を興す。

―――万軍の神、主の言葉―――

彼らは、あなた方を虐げる。

レボ・ハマテからアラバの水無し河まで。

Copyright ⒞2015 buta, All Rights Reserved.