ヨハネの黙示録 第14章

イエスキリストの黙示。
神はすぐに起こるべき事をしもべ達に示す為、これをキリストに与えられた。
そして、キリストは御遣いを遣わして、これをしもべヨハネに告げられた。
ヨハネは神の言葉とイエス・キリストの証、すなわち、自分が見た全ての事を証した。
この予言の言葉を朗読する者とそれを聞いてそこに書かれている事を守る者達は幸いである。
時が近づいているからである。

また私は、見た。

子羊がシオンの山の上に立っていた。

また、子羊とともに144,000人の人達がいた。

その額には子羊の名と子羊の父の名が、記されていた。

また、私は、天からの声を聞いた。

その声は、大水の轟のようであり、激しい雷鳴のようでもあった。

また。竪琴を弾く人達が、竪琴に合わせて歌う声のようであった。

彼らは、御座の前と四つの生き物

及び長老達の前で、新しい歌を歌った。

しかし、地上から贖われた144,000人以外は、

この歌を学ぶことができなかった。

この人達は、女性に触れて汚れた事がない者達・童貞である。

彼らは、子羊が行く所、何処にでもついて行く。

彼らは、神と子羊に献げられる初穂として、

人々の中から贖いだされたのである。

彼等の口には、偽りが見出されなかった。

彼らは傷のない者達である。

また私は、もう一人の御遣いが、中天を飛ぶのを見た。

彼は地に住む人々、すなわち、あらゆる国民・部族・言語・民族に

宣べ伝える為に、永遠の福音を携えていた。

彼は、大声で、

神を恐れよ

神に栄光を帰せよ、

神の裁きの時が来たからだ。

天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。

と、叫んだ。

また、その御遣いの後にもう一人第二の御遣いが来た。

第二の御遣いは、

倒れた、

倒れた、

大バビロンが、御怒りを招く淫行の葡萄酒を、

全ての国々の民に飲ませた都が。

と、話した。

また、彼等の後にもう一人、第三の御遣いが来た。

第三の御遣い

(大声で)もし誰かが獣とその像を拝み、

自分の額か手に刻印を受けるなら、

その者は、神の怒りの盃に

混ぜ物なしに注がれた、

神の憤りの葡萄酒を呑み、

聖なる御遣い達と子羊の前で

人と硫黄によって苦しめられる。

彼等の苦しみの煙は、世々限りなく立ち昇る。

獣とその像を拝む者達、

また、誰でも獣の名の刻印を受ける者には、

昼も夜も安らぎがない。

ここに、聖徒達、すなわち神の戒めを守る事が必要である。

イエスに対する信仰を持ち続ける者達の忍耐が必要である。

天からの声

(私に)

今から後、主にあって死ぬ使者は幸いである。

と、書き記せ。

御霊

しかり、その人達は、

その労苦から解き放たれ安らぐ事ができる。

彼等の行いが、彼らとともについていくからである。

また私は見た。

見よ。

白い雲が起こった。

その雲の上に、人の子のような方が座っておられた。

その頭には、金の冠、手には鋭い鎌があった。

すると、別の御遣いが神殿から出て来た。

神殿から出て来た御遣い

(大声で)雲の上に座っておられる方。

あなたの鎌を送り、刈り取ってください。

刈り入れの時が来ましたから。

地の穀物は実っています。

雲の上に座っておられる方が地上に鎌を投げた。

すると、地は刈り取られた。

それからもう一人の御遣いが、天の神殿から出て来た。

が、彼もまた鋭い鎌を持っていた。

すると、火を司る権威を持つ別の御遣いが、祭壇から出て来た。

火を司る御遣い

(大声で)

鋭い鎌を持つ御遣いよ。

あなたの鋭い鎌を送って、

地の葡萄の房を刈り集めよ。

葡萄は既に熟している。

御遣いは地上に鎌を投げた。

地の葡萄を刈り集め、神の憤りの大きな踏み場に投げ入れた。

都の外にあるその踏み場で、葡萄が踏まれた。

すると、血がその踏み場から流れ出た。

それは、馬のくつわの高さに届くほどになった。

1600スタディオンに広がった。

Copyright ⒞ 2015 buta, All Rights Reserved.