ナマア人ツォファルは
こうだから、苛立つ思いが、
私に応答させるのだ。
私の心の焦りの故に。
私は、自分への侮辱となる訓戒を聞く。
だから、悟りを与える霊が、
私に答えを促すのだ。
あなたは確かに知っているはずだ。
昔から、人が地の上に置かれてから、
悪しき者の喜びは短く、
神を敬わない者の楽しみは束の間だ。
たとえ、その者の高ぶりが天にまで上がり、
その頭が濃い霧にまで達しても、
彼は、自分の糞のようにすっかり滅び去る。
かつて彼を見た者は、
彼はどこにいるのか。
と、言う。
彼は夢のように飛び去り、
誰にも見つからない。
彼は、夜の幻のように追い払われる。
彼を見慣れていた目は、
再び彼を見る事がなく、
彼の家も、もはや彼を見ない。
彼の子らは貧しい人達に憐れみを乞い、
彼は、自分の手で、自分の富を元に戻す。
彼の骨は若さに満ちていても、
彼と共に土の塵の上に横たわる事になる。
悪が口に甘い。
たとえ、
彼が、悪を舌の裏に隠していても、
あるいは悪を惜しんで捨てようとせず、
口の奥にとどめていても、
彼が食べた悪は腹の中で変わり、
彼の内側でコブラの毒となる。
富を呑み込んでも、
彼はまたそれを吐き出す。
神がそれを彼の腹から出される。
彼は、コブラの毒を吸い、蝮の舌が彼を殺す。
彼は豊かな水の流れを、見る事がない。
蜜と凝乳の流れる川を。
労苦して得た物も
呑み込まずに返し、
商いで得た富を楽しめない。
彼が弱い者を踏みにじって見捨て、
自分で建てたのではない家を、
奪い取ったからだ。
彼の腹は満足する事を知らないので、
欲しがっている物を、何一つ逃さない。
彼が、食べる為の物は何も残っていない。
それ故、彼の繁栄は長くは続かない。
彼は、豊かさが満ちる時に苦境に立たされる。
労苦する者の手が、
ことごとく彼に押し寄せる。
彼が腹を満たそうとすると、
神は燃える怒りを送り、
憤りを彼の上に降らせる。
彼が鉄の武器を逃れても、青銅の弓が射抜く。
矢が貫いて背中から出、
きらめく矢じりが貫いて肝から出る。
恐怖が彼の上に臨む。
全ての闇が彼の宝として隠される。
吹き起こしたのではない火が、
彼をなめ尽くし、
彼の天幕に生き残っている者も
痛手を被る。
天は、彼の咎をあらわにし、
地は彼に逆らって立つ。
彼の家の作物はさらわれ、
御怒りの日に消え失せる。
これが悪しき人間が神から受ける分。
神のよって定められた、
彼の受け継ぐものである。
と、答えた。