主がつむじ風をもって
エリヤを天に昇らせようとされた時、
エリヤはエシャとともにギルガルを出た。
エリヤ
どうぞ、ここに留まってください。
主は、私をヘデルに遣わされるのですから。
エリシャ
主は、生きておられます。
また、あなたも生きておられます。
私はあなたから離れません。
そして、彼らはベテルへ出かけた。
ベテルにいる預言者のひとりが、
エリシャのもとに出て来た。
エリシャ
主が今日、
あなたの師事する主人を
あなたからとられるのを知っていますか。
預言者のひとり
はい、存じております。
あなた方は何も言わないでもらえますか。
エリヤ
エリシャよ、
どうぞ、ここに留まってください。
主は、私を、エリコに遣わされるのですから。
エリシャ
主は生きておられます。
また、あなたも生きておられます。
私はあなたを離れません。
二人はエリコへ向かった。
エリコにいる預言者のひとりが、
エリシャのもとに来た。
エリコにいる預言者のひとり
主が、今日、あなたの師事する主人を
あなたからとられるのをご存知ですか。
エリシャ
はい、存じています。
あなた方は何も言わないでもらえますか。
エリヤ
どうぞ、ここに留まってください。
主は、私を、ヨルダンに遣わされるのですから。
預言者のひとり
主は、生きておられます。
また、あなたも生きておられます。
私はあなたを離れません。
そして、二人は前に進んだ。
預言者50人も来て、
彼らからとても遠くの場所に立っていた。
彼らは、ヨルダン川のほとりに立った。
それから、エリヤが外套を取り、
それを巻いて水を打つと、水が左右に分かれた。
彼らは乾いた土の上を渡る事が出来た。
エリヤ
私がいなくなる前に、
あなたの望みを聞きましょう。
エリシャ
どうぞ、あなたの霊の二つの分を
私に継がせてください。
エリヤ
あなたは難しい事を求めるのですね。
あなたがもし、私が亡くなって
あなたを離れるのがわかるなら、
願いはかなうだろう。
しかし見ないならば、願いはかなわない。
彼らが歩みながら語っている時、
火の車と、火の馬が現れて、二人を隔てた。
そして、エリヤは、つむじ風に乗り、
天に昇った。
エリシャの叫び
わが父よ。
イスラエルの戦車よ、その騎兵よ。
エリシャは
二度とエリヤをみる事はなかった。
そこで、
エリシャは自分の着物を掴み、二つに裂き、
それから、エリヤの身から落ちた外套を取り、
水を打った。
エリシャ
エリヤの神、主はどこにおられますか。
そして、水は左右に分かれたので、
エリシャは川を渡った。
エリコにいる預言者が
エリシャの近づいてくるのを見た。
エリコにいる預言者
エリヤの霊がエリシャの上に留まっている。
そして、預言者達は、
エリシャを招き、その前に地に伏した。
エリコにいる預言者達
しもべらの所に力の強い者が50人います。
どうそ、あなたの主人に遣わせてください。
主の霊がエリヤを引き上げて、
山か谷に投げたのかもしれません。
エリシャ
遣わしてはならない。
しかし、エリシャが
恥ずかしいと思うほど彼らは頼んだ。
エリシャ
遣わしなさい。
それで、彼らは50人の者を遣わし、
三日間、捜したが、
エリヤを見つける事は出来なかった。
エリシャは、エリヤと離れてからも
エリコに留まっていた。
そして、預言者のしもべ50人が帰って来た。
エリシャ
私は、あなた方に、
エリコを捜しに行ってはならない
と、告げたではありませんか。
エリシャを捜しに出かけた人々
見た通り、
この街の場所はよいが、水が悪いので、
洪水があります。
エリシャ
新しい皿に塩を盛り、私に持って来なさい。
彼らが塩を持ってきた。
エリシャは水の源へ出て行き、
塩を投げ入れた。
エリシャ
主はこう仰せられる。
私はこの水を良い水にした。
二度と、ここには洪水は起こらないであろう。
こうして、その水は
エリシャの告げたとおりに
良い水になり、今日に至っている。
彼はそこからベテルに向かった。
途中、小さい子供らが
小さな子供たち。
禿げ頭よ、登れ。
禿げ頭よ。登れ。
エリシャは振り返り、
小さな子供達を見て、
主な名をもって呪った。
すると、林の中から2頭の雌熊が出て来て、
その子供らのうち42人を裂いた。
彼は、カルメル山へ行きサマリヤに帰った。
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