一人の神の人が、主の命令によって、
ユダからベテルにやってきた。
ちょうどその時、ヤロブアムは香をたく為に
祭壇のそばに立っていた。
すると、この人は、主の命令によって、
祭壇に向かい、
これに呼ばわって話した。
祭壇よ。主はこう仰せられる。
『見よ。
一人の男の子が、ダビデの家に生まれる。
その名はヨシヤ。
彼は
お前の上で香をたく
高き所の祭司達を生贄として
お前の上に捧げ、
人の骨がおまえの上で焼かれる。』
その日、
彼は次のように告げて、一つに印を与えた。
「これが、主の告げられたしるしである。
見よ。
祭壇は裂け、その上の灰はこぼれ出る。」
ヤロブアム王は、
ベデルの祭壇に向かって
叫んでいる神の人の言葉を聞いた時、
祭壇から手を伸ばして、
「彼を捕えよ。」
と、命令した。
すると、彼に向けて伸ばした手はしなび、
戻すことができなくなった。
神の人が主の言葉によって、
与えたしるしの通り、祭壇は裂け、
灰は祭壇からこぼれ出た。
そこで、王はこの神の人に向かって願った。
王
どうか、あなたの神、主にお願いをして、
私の為に祈ってください。
そうすれば、私の手は、元に戻るでしょう。
神の人が主に願ったので、
王の手は元に戻り、前と同じようになった。