米国に、

男やもめが少なく、募婦(ごけさん)が多いのは、

男性がとても働いて、女性が楽をするから

女性の方が長生きするからかもしれない。

だから、未婚時代に自活をせねばならない様な婦人は、

結婚する事を、

働きを止める為にするように心得ている人もある。

結婚するという事を聞いて、

では、もう働く必要はありませんネ。

等と、物質的な品の悪い祝辞を、述べる人が折々ある。

こういう風だから、

夫の寵愛に甘へて、自堕落な生涯を送る婦人も沢山いるが、

一方には、境遇を利用して社会公共の為に尽くす婦人もいる。