〜指揮者の為に〜「暁の雌鹿」の調べに合わせて

我が神、我が神。

どうして、私をお見捨てになったのですか。

遠く離れて私をお救いにならないのですか。

私のうめきの言葉にも。

我が神、昼、私は呼びます。

しかし、あなたはお答えになりません。

夜も私は黙っておられません。

けれども、あなたは聖であられ、

イスラエルの賛美を住まいとしておられます。

私達の先祖は、あなたに信頼しました。

彼らは信頼し、あなたは彼らを助け出されました。

彼らはあなたに叫び、彼らは助け出されました。

彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を見ませんでした。

しかし、私は虫けらです。

人間ではありません。

人のそしり、民の蔑みです。

私を見る者は皆、私を嘲ります。

彼らは、

主に身を任せよ。

彼が助け出したらよい。

彼に救い出させよ。

彼のお気に入りなのだから。

と、口をとがらせ、頭を振ります。

しかし、あなたは私の母の胎から取り出した方。

母の乳房により頼ませた方。

生まれる前から、私はあなたに、委ねられました。

母の胎内にいた時から、あなたは私の神です。

どうか、遠く離れないでください。

苦しみが近づいており、助ける者がいないのです。

数多い雄牛が、私を取り囲みました。

バジャンの強い者が、私を囲みました。

彼らは私に向かって、その口を開きました。

引き裂く、吠えたける獅子のように。

私は、水のように注ぎだされ、私の骨は皆、はずれました。

私の心は、ろうのようになり、私の内で溶けました。

私の力は、土器のかけらのように、かわききりました。

私の舌は、上あごにくっついています。

あなたは、私を死のちりの上に置かれます。

犬どもが、私を取り巻き、私の手足を引き裂きました。

私は、私の骨を皆数えることができます。

彼らは私を眺め、私を見ています。

彼らは私の着物を互いに分け合い、

私の一つの着物を、くじ引きにします。

主よ、あなたは遠く離れないでください。

私の力よ、急いで私を助けてください。

私の魂を、剣から救い出してください。

獅子の口から、野牛の角から。

あなたは私に答えてくださいます。

私は、御名を私の兄弟たちに語り告げ、

会衆の中で、あなたを賛美しましょう。

主を畏れる人々よ。

主を賛美せよ。

ヤコブの総ての末裔よ。

主を崇めよ。

イスラエルの総ての末よ。

主の前におののけ。

まことに主は、悩む者の悩みをさげすむ事はなかった。

厭う事もなかった。

御顔を隠されもしなかった。

むしろ、彼が助けを叫び求めた時、聞いて下さった。

大会衆の中での私の賛美は、あなたから出たものです。

私は主を恐れる人々の前で、私の誓いを果たします。

悩む者は、食べて、満ち足ります。

主を尋ね求める人々は、主を賛美しましょう。

あなた方の心が、いつまでも生きるように。

地の果て果ても皆、思い起こし、主に帰ってくるでしょう。

また、国々の民も皆、あなたの御前で伏し拝みましょう。

まことに、王権は主のもの。

主は、国々を統べ治めておられる。

地の裕福な者も皆、食べて伏し拝む。

ちりに下る者も皆、主の御前にひれ伏す。

己の命を保つ事のできない人々も、

子孫たちも主に仕え、主の事が、次の世代に語り告げられよう。

彼らは主のなされた義を、生まれてくる民に告げ知らせよう。

Copyright⒞2016 buta,All Rights Reserved.