何ゆえにざわめくのか、諸国民は。

諸民族は空しく嘘ぶくのか。

立ち構えるのか、地の王たちは。

そして諸侯は共に相謀るのか。

神とそのメシアに対し、

彼らの枷を我らは壊そう。

彼らの綱を我らから振り落とそう。

と、企てるのか。

天に座する方は笑う。

我が主は、彼らをあざ笑う

そうして彼らに語る、怒りを持って

この私がわが王を浄めた、

我が聖なる山シオンに。

と、憤怒をもって彼らを怯えさせる。

私は述べよう、神の掟について。

彼は、

お前は我が子、この私が今日お前を産んだ。

私から請え、そうすれば与えよう。

諸国民をお前の嗣業として、

お前の所有として地の隅々まで。

彼らを砕き去るがよい。

陶工の器のように彼らを投げつけるがよい。

と、私に言った。

さあ王達、

聡くあれ、賢くあれ、地の裁き手達。

神に仕えよ、畏れつつ。

歓喜せよ、震えつつ。

口づけせよ、おのこに。

さもないと彼は憤り、お前たちは道を外れよう。

まことに、彼の怒りはまさに燃えんばかり。

幸いだ、彼のもとに逃れる者たちは皆。

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