ジフ人が、ギブアにいるサウルにもとを訪ねてきた。
ジフ人
ダビデは、
エシモンの東にあるハキラの丘
に、隠れているのではないでしょうか。
サウルは、ジフの荒野に向かった。
3,000人のイスラエルの精鋭と一緒に。
ジフの荒野でダビデを捜す為であった。
サウルは、
エシモンの東にあるハキラの丘で、
道の傍らに陣を敷いた。
一方、ダビデは荒野にとどまっていた。
ダビデは、サウルが自分を追って、
荒野を来るのを見た。
彼は、偵察を送り、その事を確認した。
ダビデは、サウルが人を敷いている場所に向かった。
そして、
サウルと
その軍の長・ネルの子アブネル
が、寝ている場所を見つけた。
サウルは幕営の中で寝ていた。
兵達は、彼の周りに宿営していた。
ダビデ
アヒメレク(ヒッタイト人)
アビシャイ(ヨアブの兄弟・ツェルヤの子)
誰か私と一緒に
サウルの陣営に行く者はいないか。
アビシャイ
私が一緒に参ります。
夜、ダビデとアビシャイは兵達の所に来た。
周りを見た。
すると、サウルが幕営の中で横になっている姿があった。
彼の槍が枕元の地面に突き刺してあった。
アブネルも兵達もその周りに眠っていた。
アビシャイ
ダビデ
神は今日、敵をあなたの手に渡されました。
どうか私に、彼を槍で、
一気に地面に突き刺させてください。
二度とする事はしません。
ダビデ
アビシャイ
殺してはならない。
主に油注がれた方に手を下して、誰が罰を免れるだろうか。
ダビデ
主は生きておられる。
主は、必ず彼を討たれる。
時が来て死ぬか、
戦いに下った時に滅びるかだ。
主に油注がれた方に手を下すなど
絶対にありえない事だ。
それは主に逆らう事だ。
今は、枕元にある槍と水差しを取り、
ここから出て行こう。
ダビデはサウルの枕元の槍と水差しを取った。
二人は立ち去った。
これを、
見た者・気づいた者・目を覚ました者
は、誰一人いなかった。
主が彼らを深い眠りに陥れられたからだ
Copyright ⒞ 2015 buta,All Rights Reserved.