エホヤダは老年を迎えた。
長寿を全うして無くなった。
享年、130歳であった。
彼はダビデの町に王達と共に葬られた。
彼がイスラエルにおいて、
神とその宮に対して善い事を行ったからである。
エホヤダの死後、ユダの首長達が来た。
そして、王を伏し拝んだ。
ヨアシュ王はユダの首長達のいう事を聞き入れた。
彼らは父祖の神、主の宮を捨て、
アシェラと偶像に仕えた。
彼等のこの罪過の故に、
御怒りがユダとエルサレムの上に下った。
ヨアシュ王達を主に立ち返らせるため、
預言者達が彼等の中に遣わされた。
預言者達は彼らを戒めたが、
彼らは耳を貸さなかった。
神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤをおおった。
彼は民よりも高い所に立った。
ゼカリヤ
神は、
あなた方は、何故主の命令を破り、
繁栄を逃がすのか。
と、仰せられる。
あなた方が主を捨てたので、
主もあなた方を捨てられた。
ところが、ヨアシュ王達は、
ゼカリヤに対して陰謀を企てた。
王の命令により、
主の宮の庭でゼカリヤを石で打ち殺した。
ヨアシュ王は、
ゼカリヤの父エホヤダが
自分に尽くしてくれた誠意を
心に留めなかった。
それどころか、その子を殺した。
ゼカリヤは、
主が御覧になり、責任を問われますように。
と、言い亡くなった。
年が改まる頃、アラムの軍勢が
ヨアシュに向かい攻めて来た。
そして、ユダとエルサレムに来た。
民の中から民の指導者達をすべて滅ぼした。
分捕り物をすべてダマスコの王のもとに送った。
アラムの軍勢は少数で来た。
主が非常に大きな軍勢を彼等の手に渡された。
それは、
人々がその父祖の神、主を捨てたからである。
こうして、ヨアシュに裁きが下された。
軍勢が、重傷を負ったヨアシュを見捨て逃げた。
ヨアシュの家来たちは、
祭司エホヤダの
息子ゼカリヤ達の血の故に、謀反を企てた。
寝台の上でヨアシュを殺した。
ヨアシュは亡くなり、ダビデの町に葬られた。
しかし、王の墓ではなかった。
ヨアシュに謀反を企てた人物は、
アンモン人の女性シムアテの子ザバデ
モアブ人の女性シムリテの子エホザバデ
である。
王の書の注解に、
ヨアシュの子達の事、
彼について語られた多くの預言の事、
神の宮の修復の事
を記されている。
そして、
ヨアシュの子アマツヤが代わりに王となった。>