心に計ることは人に属し

人の道は自分の目に

ことごとく

潔しと見える

しかし主は

人の魂を計られる

あなたのなすべき事を主にゆだねよ

そうすればあなたの計るところは必ず成る

主はすべての物を各々その用の為に造り

悪しき人をも禍の日の為に造られた

全て心に高ぶる者は主に憎まれる

確かに彼は罰を免れない

慈しみと誠によって、咎は贖われる

主を恐れることによって人は悪を免れる

人の道が主を喜ばせる時

主はその人の敵をもその人と和らがせられる

正義によって得た僅かな物は

不義によって得た多くの宝に勝る

人は心に自分の道を考え計る

しかし、その歩みを導く者は主である

王の唇には神の決定がある

裁きをするとき、その口に誤りがない

正しい秤と天秤は主の物である

袋にある分銅もすべて彼の造られたものである

悪を行う事は王の憎むところである

その位が正義によって堅く立っているからである

正しい唇は王に喜ばれる

彼は正しい事を言う者を愛する

王の怒りは使者である

知恵ある人はこれをなだめる

王の顔の光には命がある

彼の恵みは春雨をもたらす雲のようだ

知恵を得るのは金を得るのに勝る

悟りを得るのは銀を得るよりも望ましい

悪を離れることは正しい人の道である

自分の道を守る者はその魂を守る

高ぶりは滅びに先立ち

誇る心は倒れに先立つ

へりくだって貧しい人々と共におるのは

高ぶるものと共にいて獲物を分けるに勝る

慎んで御言葉を行う者は栄える

主に寄り頼む者は幸いである

心に知恵ある者は聡き者と唱えられる

唇が甘ければその教えに人を説きつける力を増す

知恵はこれを持つものに命の泉となる

しかし愚かさは愚かな者の受ける懲らしめである

知恵ある者の心はその言うところを賢くし

またその唇に人を説きつける力を増す

心地よい言葉は蜂蜜のように

魂に甘く、体を健やかにする

人が見て自分で正しいとする道があり

その終わりはついに死に至る道となる者がある

骨折る者は飲食の為に骨折る

その口が自分に迫るからである

よこしまな人は悪を企てる

その唇には激しい日のようなものがある

偽る者は争いをおこし

告げ口する者は親しい友を離れさせる

しいたげる者はその隣人を誘い

これを良くない道に導く

目くばせする者は悪を計り

唇を縮める者は悪事を成し遂げる

白髪は栄えの冠である

正しく生きることによってそれが得られる

怒りを遅くする者は勇士に勝り

自分の心を治める者は城を攻め取る者に勝る

人はくじを引く

しかしことを定めるのは全く主の事である

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