養っておられた羊の群れに怒りの煙を吐き、
永遠の突き放してしまわれたのですか。
どうか、御心に留めてください。
すでにいにしえからの御自分のものとし、
御自分の嗣業の部族として贖われた会衆を、
あなたのいます所であったこの詩音の山を、
永遠の廃墟となった所に足を向けてください。
敵は聖所のすべてに禍をもたらしました。
あなたに、はむかう者は、至聖所の中でほえ猛ます。
自分達の印を印として立てました。
彼らが木の茂みの中を、斧を携えて上るのが見えました。
ならば、直ちに手斧・まさかりを振って、
彫り物の飾りをすべて打ち壊します。
あなたの聖所に火をかけ、
御名の置かれた所を血に引き倒して汚しました。
心に、
すべて弾圧せねばならない。
と、言いました。
この地のある神の会堂をすべて焼き払いました。
私達の為の印は見えません。
今は預言者もいません。
いつまで続くのかを知る者もありません。
神よ、
はむかう者はいつまで嘲るのでしょうか。
敵は永久にあなたの御名を侮るのでしょうか。
なぜ、手を引いてしまわれたのですか。
右の御手は、ふところに入れられたまま。
しかし神よ、いにしえより私の王よ。
この地に救いの御業を果たされる方よ。
あなたは、御力を持って海を分け、
大水の上で竜の頭を砕かれました。
レビヤタンの頭を打ち砕き、
それを砂漠の民の食糧とされたのもあなたです。
あなたは、泉や川を開かれましたが、
絶える事のない大河の水を涸らされました。
あなたは、太陽と光を放つ物を備えられました。
昼はあなたのもの、そして夜もあなたのものです。
あなたは、地の境をことごとく定められました。
夏と冬を造られたのもあなたです。
主よ、
御心に留めてください。
敵が嘲るのを、神を知らぬ民があなたの御名を侮るのを。
あなたの鳩の魂を獣に渡さないでください。
あなたの貧しい人々の命を、永遠に忘れ去らないでください。
契約を顧みてください。
地の暗い隅々には、不法のすみかがひしめいています。
どうか虐げられた人々が、
再び辱められることがありませんように。
貧しい人・乏しい人が、御名を賛美することができますように。
神よ。
立ち上がり御自分の為に争ってください。
神を知らぬ者が絶えず、
あなたを嘲っているのを御心に留めてください。
あなたにはむかう者のあげる声
あなたに立ち向かう者の常に起こす騒ぎを
どうか、決して忘れないでください。
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