マスキール・アサフの詩

養っておられた羊の群れに怒りの煙を吐き、

永遠の突き放してしまわれたのですか。

どうか、御心に留めてください。

すでにいにしえからの御自分のものとし、

御自分の嗣業の部族として贖われた会衆を、

あなたのいます所であったこの詩音の山を、

永遠の廃墟となった所に足を向けてください。

敵は聖所のすべてに禍をもたらしました。

あなたに、はむかう者は、至聖所の中でほえ猛ます。

自分達の印を印として立てました。

彼らが木の茂みの中を、斧を携えて上るのが見えました。

ならば、直ちに手斧・まさかりを振って、

彫り物の飾りをすべて打ち壊します。

あなたの聖所に火をかけ、

御名の置かれた所を血に引き倒して汚しました。

心に、

すべて弾圧せねばならない。

と、言いました。

この地のある神の会堂をすべて焼き払いました。

私達の為の印は見えません。

今は預言者もいません。

いつまで続くのかを知る者もありません。

神よ、

はむかう者はいつまで嘲るのでしょうか。

敵は永久にあなたの御名を侮るのでしょうか。

なぜ、手を引いてしまわれたのですか。

右の御手は、ふところに入れられたまま。

しかし神よ、いにしえより私の王よ。

この地に救いの御業を果たされる方よ。

あなたは、御力を持って海を分け、

大水の上で竜の頭を砕かれました。

レビヤタンの頭を打ち砕き、

それを砂漠の民の食糧とされたのもあなたです。

あなたは、泉や川を開かれましたが、

絶える事のない大河の水を涸らされました。

あなたは、太陽と光を放つ物を備えられました。

昼はあなたのもの、そして夜もあなたのものです。

あなたは、地の境をことごとく定められました。

夏と冬を造られたのもあなたです。

主よ、

御心に留めてください。

敵が嘲るのを、神を知らぬ民があなたの御名を侮るのを。

あなたの鳩の魂を獣に渡さないでください。

あなたの貧しい人々の命を、永遠に忘れ去らないでください。

契約を顧みてください。

地の暗い隅々には、不法のすみかがひしめいています。

どうか虐げられた人々が、

再び辱められることがありませんように。

貧しい人・乏しい人が、御名を賛美することができますように。

神よ。

立ち上がり御自分の為に争ってください。

神を知らぬ者が絶えず、

あなたを嘲っているのを御心に留めてください。

あなたにはむかう者のあげる声

あなたに立ち向かう者の常に起こす騒ぎを

どうか、決して忘れないでください。

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