神よ。

私をお救い下さい。

来たのです。

水がのどにまで。

深い泥沼に私は沈み、立つ場所もありません。

水の深みに私は入り、奔流が私を押し流しました。

呼び続けて、私は疲れました。

わが喉は涸れ、我が目はかすみました。

我が神を待つあまり・・・。

我が髪の毛よりも多いのです。

いわれなく私を憎む者らが・・・。

おびただしいのです。

私を滅ぼそうとする者、・欺いて私に敵する者らが。

私が奪いもしなかった物を、私が返せるでしょうか。

神よ。

あなたは御存知です。我が愚かさを。

我が罪悪は、あなたには隠せません。

あなたを待ち望む者達が、私ゆえに恥をかきませんように。

我が主、万軍のヤハウェよ。

あなたを尋ねる者達が、私ゆえに恥辱を覚えませんように。

イスラエルの神よ。

何故なら、あなたゆえの侮辱を私は負い、

汚辱がわが顔を覆ったのです。

私は、兄弟には疎まれる者、母の子らにはよそ者になりました。

何故なら、あなたの家への熱意が私を食らい、

あなたを嘲る者らの侮辱が私を襲ったのです。

私が断食してわが魂を嘆くと、

私への笑い種（ぐさ）となりました。

私が荒布を衣服にすると、私は彼らに諺となりました。

門に座る者らは私を罵り、

麦酒を飲む者らは、私の事を唄いました。

しかし私は、あなたに祈ります。

主よ、恩顧の時に、

神よ、

あなたの豊かな恵みを持って、私にお答えください。

あなたの救いの真実を持って、私を救い出してください。

ぬかるみから、私が沈まぬように。

私が救い出されますように。

私を憎む者らから、水の深みから。

水の奔流が、私を押し流さず、水底が私を飲み込みませんように。

井戸がその口を、わが上に塞ぎませんように。

私にお答えください。

主よ。

まことにあなたの恵みは善い。

あなたの豊かな慈しみにふさわしい。

私の方を向いて下さい。

隠さないでください。顔をあなたのしもべから。

私は苦しいのです。

速やかに私にお答えください。

わが魂に近づき、これを贖ってください。

我が敵どものゆえに私を買い戻してください。

あなたは御存知です。

我が侮辱を、我が恥とわが汚辱を。

私を攻める者は、皆あなたの前にいます。

侮辱はわが心を破り、癒されませんでした。

同情を私は待ち望んだが、ありませんでした。

励まし手達を待ち望んだが、見出しませんでした。

彼らは、我が食事に毒草を入れ、我が渇きに酢を飲ませました。

なるがよい。

彼らの食卓は彼らの前で網罠に、友人達には、罠を。

彼らの目は眩んで見えなくなり、

彼らの腰はいつもよろけるがよい。

あなたの憤激を、彼らの上に注ぎ出してください。

あなたの燃える怒りが、彼らに追いつきますように。

彼らの野営地は荒れ果てるがよい。

彼らの幕屋には、住む者がいなくなるがよい。

まことに、あなたが討った者を彼らは追いました。

あなたに刺し貫かれた者の苦痛の為に、彼らは述べたてます。

彼らの咎に咎を加え、あなたの正義に彼らを入れないでください。

命の書から彼らは拭い去られ、

義人達と共には書かれませんように。

私は、乏しく痛い。

神よ。

あなたの救いが、私を守ってください。

私は神の名を賛美しよう、詩を持って。

そして彼らを崇めよう、讃えをもって。

それが主がお気に入りますように。

牛よりも角があり、蹄の分かれた雄牛が喜ばれる。

貧しき者達よ。見て喜べ。

神を求める人達よ。

あなた達の心は生きよ。

主は貧者達に聞き、おのが囚人らを軽んじないのだから。

彼らを賛美せよ。

天と地は。

諸々の海と、その中を動き回るものすべては。

まことに、神はシオンを救い、ユダの町々を建てた。

彼らはそこに住んで、それを取得しよう。

彼のしもべらの裔がそれをつぎ、

彼らの名を愛する者らがその中に住まおう。