私は再び目を上げた。

すると、四台の戦車が二つの山の間から出て来た。

山は青銅の山であった。

第一の戦車には赤い馬。

第二の戦車には黒い馬。

第三の戦車には白い馬。

第四の戦車には斑毛（まだら）の強い馬。

が、数頭ずつつながれていた。

ゼカリヤ

主よ、これらは何ですか。

御遣い

これらは天の四方の風だ。

全地の主の前に立った後に、

出て行くことになる。

そのうちに黒い馬は北の地に出て行き、

白い馬は西へ出て行き、

斑毛の馬は南の地へ出て行く。

強い馬たちが出て来て、

地を駆け巡ろうとしていた。

御遣いが、

地を駆け巡れ。

と、言うと、馬達は地を駆け巡った。

御遣いは叫んだ。

御遣い

ゼカリヤ

見よ、北の地へ出て行った馬を。

馬達は、北の地で私の霊を鎮めた。

主の仰せ

捕集の民であったヘルダイ・トビヤ・エダヤから

献げ物を受け取れ。

その日、あなたは、バビロンから帰ってきた

ゼパニヤの子ヨシヤの家に入れ。

銀と金を取り、冠を作り、

エホツァダクの子・

大祭司ヨシュアの頭に被らせよ。

ヨシュアに

万軍の主はこう言われる。

見よ、一人の人をその名は若枝。

彼は自分のいるところから芽を出し、

主の神殿を建てる。

彼が主の神殿を建て、

彼が威光を帯び、

王座に就いて支配する。

その王座の傍らに一人の祭司がいる。

二人の間には平和の計画がある。

と、言え。

その冠は、

ヘルダイ・

トビヤ・

エダヤ・

ゼパニヤの子・ヨシア

の記念として、主の神殿の中に残る。

また、遠く離れていた者達も来る。

主の神殿を建てる。

この時、あなた方は、

万軍の主が、私をあなた方に遣わした事

を、知る。

もし、あなた方が、

自分達の神・主の声に確かに聴き従うなら、

そのようになる。