レバノンよ、お前の門を開け。
火がお前の杉の水を焼き尽くす。
もみの樹よ。
泣き叫べ。
杉の木は倒れ、見事な木々が荒らされたから。
ハジャンの樫の木よ、泣き叫べ。
深い森が倒れたから。
牧者達の嘆きの声がする。
彼等の見事な木々が荒らされたから。
若い獅子の吠える声がする。
ヨルダンの茂みが荒らされたから。
主の仰せ
屠られる羊の群れを飼え。
これを買った者は、
これを屠っても責めを覚える事はない。
これを売る者も、
主が誉め称えられるように。
私は豊かになった。
と、言う。
その牧者たちは、羊を憐れまない。
それは、私がもはや、
この地の住民に憐みをかけないからだ。
主の言葉。
見よ、私は人をそれぞれ隣人の手に、
また王の手に渡す。
彼等はこの地を打ち砕くが、
私は彼等の手からこの者を救い出さない。
私は羊の証人達の為に、
屠られる羊の群れを飼った。
私は二本の杖を取った。
一本を「慈愛」と名付け、
もう一本を「結合」と名付けた。
こうして私は群れを飼った。
私は一月のうちに三人の牧者を退けた。
私の心は彼らに我慢できなくなり、
彼等の心も私を嫌った。
ゼカリヤ
私はもう、
お前達を飼わない。
死ぬ者は死ぬ。
滅びゆく者は滅びよ。
残りの者は互いに相手の肉を食べるがよい。
私は自分の杖・慈愛の杖を取って折った。
私は、
諸国の民全てと結んだ、
私との契約
を、破棄する為であった。
その日、契約は破棄された。
羊の商人達は、私を見守っていた。
彼らは、その言葉が、
主の言葉
で、ある事を知った。
ゼカリヤ
商人達よ。
あなた方の目に叶うなら、私に賃金を払え。
もしそうでないなら、やめよ。
すると、彼らは私の賃金として、
銀30シュケルを量った。
主の仰せ
ゼリカヤよ、
それを陶器師に投げ当てよ。
私が彼らに値積りをされた、尊い価を。
そこで私は銀30枚を取り、
それを主の宮の陶器師に投げ与えた。
そして、私は、
「結合」というもう一本の杖を折った。
ユダとイスラエルの間の兄弟関係を、
破棄する為であった。
主の仰せ
ゼリカヤよ、
もう一度、愚かな牧者の道具を取れ。
見よ。それは、私が一人の牧者を、
この地に起こすからだ。
彼は、
迷い出た者を尋ねず、
散らされた物を探さず、
傷ついたものを癒さず、
衰え果てた者に食べ物を与えない。
かえって肥えた獣の肉を食らい、
その蹄を裂く。
災いだ。
羊の群れを見捨てる、能無しの牧者。
剣がその腕としゅの右の目を打ち、
その腕はすっかり萎えて、
右の目の視力は衰える。