ユダの王ヨタム・アハズ及びヒゼキヤの世に、
モレシテ人ミカが、
サマリヤとエルサレムについて示された主の言葉

私は言った。

 「ヤコブの頭たちよ。

    イスラエルの家の司たちよ、聞け。

    公儀は、

    あなたがたの知っておるべきことではないか。

    あなた方は善を憎み、悪を愛し、

    わが民の身から皮をはぎ、

    その骨から肉をそぎ、

    また、わが民の肉を食らい、

    その皮をはぎ、

    その骨を砕き、

    これを切り刻んで、

    鍋に入れる食物のようにし、

    大鍋に入れる肉のようにする。

    こうして彼らが主に呼ばわっても、

    主はお答えにならない。

    かえってその時には、

    御顔を彼らに隠される。

    彼らの行いが悪い彼である。」

わが民を惑わす預言者について

主はこう言われる。

 「彼らは食べ物のあるときには、

    『平安』を叫ぶけれども、

    その口に何も与えない者に向かっては、

    宣戦を布告する。

    それゆえ、

    あなた方には夜があっても幻がなく、

    暗闇があっても占いがない。

    太陽はその預言者に没し、

    昼も彼らの上に暗くなる。

    先見者は恥をかき、占い師は顔を赤らめ、

    彼らはみなその唇をおおう。

    神の答えがないからである。

    しかし、私は主の御霊によって力に満ち、

    公義と勇気とに満たされ、

    ヤコブにその咎を示し、

    イスラエルにその罪を示すことができる。

    ヤコブの家の頭たち、

    イスラエルの家の司たちよ。

    すなわち講義を憎み、

    全ての正しい事を曲げる者よ。

    これを聞け。

    あなた方は血をもってシオンを建て、

    不義をもってエルサレムを建てた。

    その頭たちは、賂を取って裁き、

    その祭司たちは価をとって教え、

    その予言者たちは金をとって占う。

    しかもなお、彼らは主により頼んで、

    『主は我々の中におられるではないか。

      だから禍は我々に臨むことがない。』

    と、言う。

    それゆえ、シオンはあなた方のゆえに

    田畑となって耕され、

    エルサレムは石塚となり、

    宮の山は木の生い茂る高い所となる。」