主の仰せ

私に問わなかった者達に、

私は尋ねられ、

私を捜さなかった者達に見つけられた。

私は、

私の名を呼び求めなかった国民に向かって、

私はここだ。私はここだ。

と、叫んだ。

私は、反逆の民、

自分の思いに従ってよくない道を歩む者達に、

一日中、私の手を差し伸べた。

この民は、いつも私に逆らって、

私の怒りを引き起こし、

園の中で生贄を捧げ、

レンガの上で香をたき、

墓地に座り、見張り小屋に宿り、

豚の肉を食べ、汚れた肉の吸い物を器に入れ、

そこに立っておれ。

私に近寄るな。

私はあなたより聖なる者になっている。

と、言う。

これらは、私の怒りの煙、

一日中燃え続ける火である。

見よ、これは私の前に書かれている。

私は黙っていない。

必ず報復する。

私は彼等の懐に報復する。

山の上で香をたき

丘の上で私をそしったあなた方の咎と、

あなた方の先祖の咎とをともどもに。

私は、彼らの過去の行いによって

彼らの懐に報復する。

主の仰せ

葡萄の房の中に甘い汁があるの見れば、

それを損なうな。

その中に祝福があるから。

と、言うように、

私も私のしもべ達の為に、

その全部は滅ぼさない。

私は、ヤコブから子孫を、

ユダから私の山々を所有するものを、

生まれさせよう。

私の選んだ者がこれを所有し、

私のしもべ達がそこに住む。

私を求めた私の民にとって、

シャロンは羊の群れの牧場、

アコルの谷は牛の群れの伏す所となる。

しかし、あなた方、主を捨てる者、

私の聖なる山を捨てる者、

私の聖なる山を忘れる者、

ガドの為に食卓を整える者、

メニの為に、混ぜ合わせた酒を盛る者達よ。

わたしはあなた方を剣に渡す。

それであなた方は皆、虐殺されて倒れる。

私が呼んでも答えず、

私が語りかけても聞かず、

私の目の前に悪を行い、

私の喜ばない事を選んだからだ。

主の仰せ

見よ。

私のしもべ達は食べる。

しかし、あなた方は飢える。

見よ、私のしもべ達は飲む。

しかし、あなた方は渇く。

見よ、私のしもべ達は喜ぶ。

しかし、あなた方は恥を見る。

見よ、私のしもべ達は、

心の楽しみの酔って喜び歌う。

しかし、あなた方は、心の痛みによって叫び、

魂の傷によって泣きわめく。

あなた方は自分の名を、

私の選んだ者達の呪いとして残す。

それで、神である主は、あなた方を殺される。

ご自分のしもべ達を、

他の名で呼ばれるようにされる。

この世にあって祝福される者は、

まことの神によって祝福され、

この世にあって誓う者は、

まことの神によって誓う。

先の苦難は忘れられ、

私の目から隠されるからだ。

見よ、

まことに私は新しい天と新しい地を創造する。

過去の事は思い出される事もなく、

心に残る事もない。

だから、私の創造するものを、

いついつまでも楽しみ喜べ。

見よ。

私はエルサレムを創造して喜びとし、

その民を楽しみとする。

私はエルサレムを喜び、

私の民を楽しむ。

そこにはもう、泣き声も叫び声も聞かれない。

そこはもう、数日しか生きない乳飲み子も、

寿命の満ちない老人もない。

百歳で亡くなる者は若かったとされ、

百歳にならないで亡くなる者は、

呪われた者とされる。

彼らは家を建ててすみ、

ぶどう畑を作って、その実を食べる。

彼らが建てて他人が住む事はなく、

彼らが植えて他人が食べる事はない。

私の民の寿命は、木の寿命に等しく、

私の選んだ者は、

自分の手で作った物を、

活かす事ができるからだ。

彼らは無駄に労することもなく、

子を育て、突然その子が亡くなる事もない。

彼らは主に祝福された者の末であり、

その子孫たちは彼らとともにいるからだ。

彼らが呼ばないうちに、私は答え、

彼らがまだ語っているうちに私は聞く。

狼と子羊はともに草をはみ、

獅子は牛のように、わらを食べ、

蛇は、ちりをその食べ物とし、

私の聖なる山のどこにおいても、

損なわれる事なく滅ぼされる事もない。