あぁ、アリエル、アリエル
ダビデが陣を敷いた都よ。
年に年を加え、祭りをめぐって、来させよ。
私はアリエルを虐げるので、
そこには、うめきと嘆きが起こり、
そこは、私にとっては祭壇の炉のようになる。
私は、あなたの回りに陣を敷き、
あなたを前哨部隊で囲み、
あなたに対して塁を築く。
あなたは倒れて、地の中から語りかけるが、
あなたの言う事は、ちりで打ち消される。
あなたが地の中から出す声は、
死人の霊の声のようになり、
あなたの言う事は、
塵の中からのささやきのようになる。
しかし、あなたの敵の群れも、
細かい埃のようになり、
横暴な者の群れは、
吹き飛ぶもみ殻のようになる。
しかも、それはにわかに、急に起こる。
万軍の主は
雷と地震と大きな音をもって、
つむじ風と暴風と焼き尽くす火の炎をもって、
あなたを訪れる。
アリエルに戦いを挑む全ての民の群れ、
これを攻めて、これを取り囲み、
これを虐げる者達はみな、
夢のようになり、夜の幻のようになる。
飢えた者が夢の中で食べ、
目が覚めると、その腹は空であるように、
渇いている者が、夢の中で飲み、
目が覚めると、
何とも疲れて、喉が干からびているように、
シオンの山に戦いを挑む全ての民の群れも、
そのようになる。
のろくなれ。驚け。
目を堅くつぶって見えなくなれ。
彼らは酔うがぶどう酒によるではない。
ふらつくが、強い酒によるのではない。
主があなた方の上に深い眠りの霊を注ぎ、
あなた方の目、預言者達の目を閉じ、
あなた方の頭、
先見者たちを覆われたから。
あなたがたにとっては、全ての幻が、
封じられた書物の言葉のようになった。
これを、読み書きのできる人に渡して、
どうぞ、これを読んでください。
と、お願いしても
これは、封じられているから読めない。
と、答え、
また、その書物を読み書きのできない人に渡して、
どうぞ、これを読んでください。
と、お願いしても、
私は、読み書きができない。
と、答えよう。
主の仰せ
この民は口先で近づき、
唇で私を崇めるが、
その心は私から遠く離れている。
彼らが私を恐れるのは、
人間の命令を教え込まれての事に過ぎない。
それゆえ、見よ。
私はこの民に再び不思議なこと、
驚き怪しむべきことをする。
この民の知恵ある者の知恵は滅び、
悟りある者の悟りは隠される。
あぁ、主に自分の計りごとを深く隠す者達。
彼らは闇の中で事を行い、
そして、
誰が、私達を見ていよう。
誰が、私達を知っていよう。
と、言う。
あぁ、あなた方は、ものを逆さに考えている。
陶器師を粘土を同じにみなしてよかろうか。
造られた者が、それを造った者に、
彼は私を造らなかった。
と、言い、
陶器が陶器師に
彼はわからやずだ。
と、言えようか。
もうしばらくすれば、確かに、
レバノンは果樹園に変わり、
果樹園は森とみなされるようになる。
その日、耳しいた者が書物の言葉を聞き、
盲人の目が暗黒と闇の中から物を見る。
へりくだる者は主によっていよいよ喜び、
貧しい人はイスラエルの聖なる方によって楽しむ。
横暴な者はいなくなり、
あざける者は滅びてしまい。
悪をしようと伺う者はみな、
断ち滅ぼされるからだ。
彼らは、噂話で他人を罪に陥れ、
城門で裁きをする者のあげあしを取り、
正しい人を虚しい理由で覆す。
それゆえ、アブラハムを贖われた主は、
ヤコブの家について、こう仰せられる。
今からは、ヤコブは恥を見る事がない。
今からは、顔色を失う事がない。
彼が自分の子らを見、
自分達の中で、私の手のわざを見る時
彼らは私の名を聖とし、
ヤコブの聖なる方を聖とし、
イスラエルの神を恐れるからだ。
心の迷っている者は悟りを得、
つぶやく者も教えを学ぶ。