第6年の第6の月の5日、私が自分の家に座っていた。
その時神である主の御手が私の上に下った。

ゲルビムの頭上の大空に、

サファイアのような、

王座に似たもの

が、あった。

私が見ていると、それは、ケルビムの上に現れた。

主の仰せ

亜麻布の衣を纏った者よ。

ケルビムの下にある車輪の間に入れ。

ケルビムの間の炭火を、あなたの両手に満たせ。

それを都の上にまき散らせ。

この人は私の眼の前で車輪の間に入った。

その時、ケルビムは神殿の南側に立っていた。

雲がその内庭を満たしていた。

主の栄光がケルビムの上から昇り、神殿の敷居に向かった。

神殿は雲で満たされた。

庭は、主の栄光の輝きで満たされた。

その時、ケルビムの翼の音が外庭まで聞こえた。

それは、全能の神が>語られる時の声のようであった。

主の仰せ

亜麻布の衣を纏った者よ。

車輪の間、ケルビムの間から火を取れ。

この人は、ケルビムの間に入り、輪のそばに立った。

すると、ケルビムの間から一人のケルビムが出てきた。

そして、ケルビムの間にある火の方に手を伸ばした。

そして、亜麻布を衣に巻いた者の両手に盛った。

この人はそれを受け取ると、出て行った。

ケルビムの翼の下には、人間の手の形があった。

私が見ると、ケルビムの傍に4つの輪があった。

一つの輪は一方のケルビムの傍にあった。

もう一つの輪は、

もう一つのケルビムの傍に各々あった。

その環は緑柱席の輝きの用に見えた。

それらの形は4つとも同じで、

一つの輪がもう一つの輪の中にあるようであった。

それらが進む時、四方のどの方向にも進んだ。

進むときは向きを変えなかった。

何故なら、頭が向う所には他の輪も従った。

それらが進む時は、向きを変えなかったからである。

それらの身体全体と、

その背、その手、その翼、さらに輪、

すなわちその4つの輪には、周りに目がたくさんついていた。

私が、それらの輪が、

車輪

と、呼ばれるのと聞いた。

それぞれに4つの顔があった。

第一の顔はケルビムの顔

第二の顔は人間の顔

第三の顔は獅子の顔

第四の顔はわしの顔

であった。

その時、ケルビムは、飛び立った。

それは、私がかつてケバル川のほとりで、見た生き物であった。

ケルビムが行くと輪もその傍を進んだ。

ケルビムが翼を広げ、地上から飛び立つ。

その時も、その傍を離れず、向きを変えなかった。

ケルビムが止まると輪も立ち止まった。

ケルビムが登ると輪も一緒の登った。

生き物の霊が輪の中にあったからである。

主の栄光が神殿の敷居から出て行き、ケルビムの上に留まった。

すると、ケルビムは翼を広げ、私の目の前で地上から飛び立った。

その時、輪もその傍について行き、

主の宮の東の門の入り口で止まった。

イスラエルの神の栄光が彼らの上にあった。

私は彼らを、ケバル川の辺りで見た事があった。

イスラエルの神の下に見た生き物であった。

私は彼らがケルビムであることを知った。

彼らは、つの顔と4つの翼を持っていた。

その翼の下には、人間の手のような物があった。

彼らの顔形は、

私がかつてケバル川のほとりで見た姿

と、同じであった。

彼らは皆、前方へ真っ直ぐに進んでいった。

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