私が見ていると、
見よ。
激しい風が北からやって来た。
それは大きな雲と煌めき渡る火を伴い、
その周りには輝きがあった。
その火の中央からは、<琥珀のような煌めきが出ていた。
その中に、生き物のようなものが4つ現れた。
その足は真っ直ぐで、足の裏は子牛の足の裏のようであった。
そして、磨かれた青銅のように煌めいていた。
その翼の下から手が四方にでていた。
また、その4つの生き物の翼は、互いに触れ合っていた。
進む時には、向きを変えず、
それぞれ正面に向かってまっすぐに進んだ。
彼らの顔形は人間の顔であった。
4つとも
右側には獅子の顔、
左側には牛の顔、
鷲の顔
を、持っていた。
彼らの翼は上方に広げられていた。
彼らの中の2つは互いに触れ合っていた。
農夫達はそれぞれの身体を覆っていた。
彼らはそれぞれ前を向いてまっすぐに進んだ。
霊が進ませる所に彼らは進んだ。
進む時には、向きを変えなかった。
それらの生き物の姿は燃える炭火のようであった。
また、松明のように見えた。
火がそれらの生き物の間を行き来していた。
次には輝きがあり、その火から稲妻が出ていた。
それらの生き物は、閃光のように出たり入ったりしていた。
私は、その生き物を見ていた。
すると、それら4つの顔の生き物の傍には、
地の上にそれぞれ輪が一つずつあった。
それらの輪の形と造りは、輝く緑柱石のようであった。
4つともよく似ていた。
それから形と造りは、ちょうど、輪の中に輪があるようであった。
それらは四方のどの方向にも進み、進む時には向きを変えなかった。
その輪の周りの縁には高さがあった。
それは恐ろしく、4つの和の周りの縁は、一面、目で満ちていた。
生きものが進む時には輪も進んだ。
輪もまたそれらとともに上がった。
これらは、霊が進もうとする所に進んだ。
輪もまたそれらとともに上がった。
生き物の霊が輪の中にあったからである。
生きものが進む時には、輪も進んだ。
生きものが止まる時には、輪も止まった。
生きものが地上に上がるときには輪もあがった。
生き物の霊が輪の中にあったからである。
生きものの頭上には、まばゆい水晶のような大空に似た物があった。
それは、頭上に高く広がっていた。
その大空の下で、その翼が互いにまっすぐにのびた。
それぞれ一対の翼が彼らを覆っていた。
それぞれの一対の翼が、彼らの身体を覆っていたのである。
彼らが進む時、私は彼らの翼の音をきいた。
それは、
大水の轟のよう、
全能者の声のようであり、
そのどよめきは陣営の騒音のよう
で、あった。
彼らが止まる時には、その翼は垂れた。
彼らの頭上にある大空から声があった。
彼らが止まった時、その翼は垂れた。
彼らの頭上、大空の遥か上の方には、
サファイアのように見える王座に似たもの
があった。
その王座に似たものの遥か上には、人間の姿に似たものがあった。
私が見ると、
その腰と見える所から上の方は、
その中と周りが
琥珀の煌めきのように輝いた。
それは、火のようなものだった。
その方の周りには輝きは、雨の日の雲の間にある虹のようであった。
まさに、主の栄光の姿のようであった。
私はこれを見て、ひれ伏した。
その時、私は語るものの声を聞いた。
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