ベニヤミンの地、アナトテにいた祭司の一人、ヒルキヤの子エレミヤの言葉。
このエレミヤに主の言葉があった。
ユダの王・アモンの子・ヨシヤの時代、その治世の第13年の事である。
それは更に、ユダの王・ヨシヤの子エホヤキムの時代にもあった。
ユダの王・ヨシアの子ゼデキヤの第11年の終わり迄、
すなわち、その年の第5の月、エルサレムの民の捕囚まで続いた。

ゼデキヤは21歳で王となった。

エルサレムで11年間、王であった。

彼の母は、ハムタルという。

リブナ出身のエレミヤの娘であった。

彼は、総てエホヤキムが行ったように、

主の目に悪である事を行った。

エルサレムとユダが、主の前から投げ捨てられる事に至った。

それは、主の怒りのよるものであった。

その後、ゼデキヤはバビロン王に反逆した。

ゼデキヤの治世の第九年、第十の月の十日に、

バビロンの王ネブカドネツァルは、

その全軍勢を率いてエルサレムを攻めに来た。

これに対して陣を敷き、周囲に塁を築いた。

こうして都は、ゼデキヤ王の第11年まで包囲されていた。

第四の月の九日、都の中で食糧難が酷くなった。

民衆に食物がなくなった。

その時、都は破られた。

戦士達は皆逃げた。

夜のうちに、

王の園に近い二重の城壁の間にある門の道から都を出た。

カルディア人が都を包囲していた。

なので、彼らはアラバへの道を行った。

カルディアの軍勢は王の後を追った。

エリコの草原でゼデキヤに追いついた。

すると、王の軍隊は皆、王から離れて散ってしまった。

カルディアの軍勢は王を捕らえた。

ハマテの地のリブラにバビロンの王はいた。

その所へ彼を連れ上った。

バビロンの王は彼に宣告を下した。

バビロンの王は、ゼデキヤの息子達を彼の目の前で虐殺した。

ユダの首長達もみなリブラで虐殺した。

さらに、ゼデキヤの目を潰し、青銅の足かせに繋いだ。

バビロンの王は、彼をバビロンへ連れて行った。

そして、死ぬ日まで獄屋に入れておいた。

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