ベニヤミンの地、アナトテにいた祭司の一人、ヒルキヤの子エレミヤの言葉。
このエレミヤに主の言葉があった。
ユダの王・アモンの子・ヨシヤの時代、その治世の第13年の事である。
それは更に、ユダの王・ヨシヤの子エホヤキムの時代にもあった。
ユダの王・ヨシアの子ゼデキヤの第11年の終わりまで、
すなわち、その年の第5の月、エルサレムの民の捕囚まで続いた。

イシュマエルは、王族の一人で、

エリシャマの子ネタンヤの子である。

第七の月の日。

ミツバにいるアヒカムの子ゲダルヤを、訪ねて食事をした。

王の高官と十人の部下も一緒だった。

イシュマエルと部下は、立ち上がった。

そして、ゲダルヤを打ち殺した。

ゲダルヤは、

シャファンの子アヒカムの子であり、

バビロン王がこの地の総督にした人物である。

また、

ゲルダヤと一緒にいた総てのユダの人達

そこに居合わせたカルデア人の戦士達

も、イシュマエルは打ち殺した。

ゲダルヤが殺されたことを誰も知らなかった。

ゲルダヤが撃ち殺された次の日、

シェケム

シロ

サマリヤ

から80人の者が来た。

彼らは皆、

髭を剃り、

衣を引き裂き、

身に傷をつけて、

穀物の捧物や乳香を手にして、主の宮に行こうとしていた。

ネタンヤの子イシュマエルは、泣きながらミツバを離れた。

そして、主の宮に向かう80名の人に出会い、

アヒカムの子ゲダルヤの所に、来てください。

と、告げた。

彼らが街の中に入った時、イシュマエルと部下達に殺された。

そして、穴の中に投げ入れられた。

しかし、10名が、イシュマエルに

私達を殺さないでください。

私達には、小麦・油・蜜等

畑に隠された物があります。

と、話したので殺されなかった。

イシュマエルは、ゲダルヤの指揮下の人々を打ち殺した。

その総ての死体を穴に投げ入れた。

その穴は、アサ王が、

イスラエルの王バアシャの攻撃

に、供えて造られた穴である。

その穴を、イシュマエルは、殺された者で満たした。

イシュマエルは、ミツバにいた残りの民全員を、捕えた。

すなわち、

王の娘達・

親衛隊の長・ネブザルアダンが

アヒカムの子ゲダルヤに委ねた人達である。

イシュマエルは、彼らを捕囚にした。

そして、アンモン人の所に向かう為出発した。

それから、

カレアハの子ヨナン

彼と共にいた軍の総ての高官達

は、イシュマエルの行った悪事を聞いた。

すると、総ての部下を連れて, イシュマエルと戦う為出発した。

そして、彼を、ギブオンにある大池のほとりで見つけた。

イシュマエルと共にいた総ての民は、

カレハナの子ヨハナン達を見て喜んだ。

そして、身を翻し、ヨハナンの側に味方した。

ネタンヤの子イシュマエルは、

八人の者と共にヨハナンから逃れ、

アンモン人の所に向かった。

ネタンヤの子イシュマエルが、アヒカムの子ゲダルヤを打ち殺した。

その後、カレアハのヨハナンは、

総ての高官達とエジプトに向かった。

イシュマエルから取り返した民達、

すなわち、

ギブオンから連れ帰った勇士・戦士達

女性達・子供達

宦官

も、一緒だった。

そして、ベツレヘムの傍らにあるゲルテ・キムハムに、留まった。

この地の人々は、カルデア人を恐れていたからである。

何故なら、

バビロンの王は、ゲダルヤをこの地の総督とした。

アヒカムの子ゲダルヤを、

ネタンヤの子イシュマエルが打ち殺したから。

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