ヨシヤの子ゼデキヤは、

エホヤキムの子コンヤに代わり王となった。

バビロンの王ネブカドネツァルが、

彼をユダの地の王にしたのである。

彼もその家来達も民衆も、

預言者エレミヤにより語られた主の言葉に

聞き従わなかった。

ゼデキヤ王は、

シェレムヤの子ユカルと

マアセアの子祭司ゼバニヤ

を、預言者エレミヤのもとに遣わした。

ユカルとゼパニヤ

ゼデキヤ王は、あなたに

どうか私達の為に、

私達の神、主に祈ってください。

と、言われました。

エレミヤは、獄屋に入れてはいなかった。

なので、民の家に出入りしていた。

ちょうど、

ファラオの軍勢がエジプトから出てきた。

エルサレムを包囲中のカルディア人は、

その噂を聞いた。

なので、エルサレムから引き揚げた。

その時、預言者エレミヤに、

次のような主の言葉があった。

主の仰せ

カルディア人が引き返して、

この都を攻め取り、火で焼く。

主はこう言われる。

あなた方は、

カルディア人は必ず私達の所から去る。

と言い、自らを欺くな。

彼らが去る事はないからだ。

もしも、あなた方を攻める

カルディア人の全軍政を討った。

そして、重傷を負った兵士立だけが残った。

それでも、彼らは天幕で立ち上がり、

この都を火で焼くようになる。

カルディアの軍勢が、ファラオの軍勢の故に、

エルサレムから引き揚げた。

その時、エレミヤはエルサレムから出て、

ベニヤミンの地に向かった。

民の間で割り当ての地を受け取る為であった。

彼ががベニヤミンの門に着くと、当直者がいた。

当直者は、ハナンヤの子シェレムニヤだった。

シェレムニヤ

エレミヤ

あなたはカルディア人の所へ落ちのびるのか。

エレミヤ

私はカルディア人の所に落ちのびるのではない。

イルイヤはエレミヤを捕え、

首長達の所に連れて行った。

首長達は、エレミヤに向かい激しく怒った。

だから、彼を討ち叩き、

書記ヨナタンの家の牢屋に入れた。

そこが獄屋になっていた。

エレミヤは丸天井の地下牢に入れられ、

長い間そこにいた。

ゼデキヤ王は人を遣わし、彼を密かに呼んだ。

ゼデキヤ王

主からお言葉はあったか。

エレミヤ

ありました。

あなたはバビロンの王の手に渡されます。

私は、どのような罪を犯し、

獄屋に入れられたのですか。

あなたやあなたの家来達やこの民に。

あなた方の預言者は、

バビロン王はこの地に攻めに来ない。

と、言いました。

その預言者達は何処にいますか。

今、我が主君、王よ。

どうか聞いてください。

どうか、私の願いを、御前に受け入れて下さい。

私を、

書記ヨナタンの家へ帰らせないで下さい。

そこで、

私が亡くなる事がないようにしてください。

ゼデキヤ王は、エレミヤを監視の庭に入れさせた。

そして、都から総てのパンが亡くなるまで、

パン屋街から

毎日パン一つずつを彼に与えさせた。

こうして、エレミヤは監視の庭に滞まっていた。