ユダの王・ヨシヤの子エホキヤム、
第5年第9の月の事である。
エルサレムの総ての民と、
ユダの街々から
エルサレムに来ている総ての民に、
主の前での、
断食が布告された。
その時、バルクは、
主の宮で、
民全体に聞こえるように、
その書物からエレミヤの言葉を読んだ。
そこは、
書記シャファンの子ゲマルヤの部屋、
主の宮の新しい門の入り口付近の上庭。
ゲルマヤの子ミカヤは、
その書物にある総ての主の言葉を聞いた。
そして、王宮にある書記の部屋に行った。
が、そこには、総ての首長達が座っていた。
すなわち、
書記エリシャマ
シェマヤの子デラヤ
アクボルの子エルナタン
シャファンの子ゲマルヤ
ハナンヤの子ゼデキヤ
総ての首長達である。
ミカヤは、
主がエレミヤの告げられた言葉を
記した書物の総ての言葉を
を、民に読んで聞かせた。
総ての首長達は、
クシの子シェレムの子ネタンヤの子ユディを
バルクのもとに遣わした。
首長達が遣わしたユディ
バルクよ。
あなたが民に読んで聞かせたあの巻物、
あれを手に持ってきなさい。
ネリヤの子バルクは、言われたとおりにした。
総ての首長達
バルクよ、
そこに座り、
私達に巻物の言葉を読んで聞かせてくれ。
バルクは彼らの言われたとおりにした。
首長達は、その総ての言葉を聞いた時、
皆互いに恐れおののいた。
首長達
バルクよ。
私達は、これらの言葉を総て、
必ず王に告げなければならない。
あなたが巻物の総ての言葉を、
どのようにして書き留めたのか。
私達に教えてくれ。
エレミヤが口述した言葉を。
バルク
エレミヤが、
巻物の総ての言葉を私に口述しました。
私は墨でこの書物に記しました。
首長達
バルクよ。
あなたもエレミヤも身を隠しなさい。
誰にも、あなた方がどこにいるか
知られないようにしなさい。
首長達は巻物を書記エリシャマの部屋に置いた。
そして、王宮の庭にいる王の所に向かった。
そして、この総ての事を報告した。
王はユディに、その巻物を取りに行かせた。
ユディは、
巻物を書記エリシャマの部屋から取ってきた。
ユディは巻物を、
王と王の傍らに立つ総ての首長達に
読んで聞かせた。