エレミヤ
見よ。
その時代が来る。
―――主の言葉―――
その時、私はイスラエルの家及びユダの家と、
新しい契約を結ぶ。
その契約は、私が彼らの先祖の手を取り、
エジプトの地から導き出した。
その日に、彼らと結んだ契約のようではない。
私は彼らの主であった。
なのに、彼らは私の契約を破った。
―――主の言葉―――
これらの日の後に、
私がイスラエルの家と結ぶ契約はこうである。
―――主の言葉―――
私は、私の律法を彼らのただなかに置く。
彼らの心にこれを書き記す。
私は彼らの神となり、彼らが私の民となる。
彼らはもはや、
各々隣人に、あるいは各々兄弟に
主を知れ。
と、教える事はない。
彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、
私を知るようになるからだ。
―――主の言葉―――
私が彼らの不義を赦し、
二度と彼らの罪を思い起こさないからだ。
エレミヤ
主はこう言われる。
太陽を与えて昼間の光とし、
月と星を定めて夜の光とし、
海をかき立てて波を騒がせる方、
その名が万軍の主である方が。
もしも、これらの掟が、
私の前から去る事があるなら、
―――主の言葉―――
イスラエルの子孫は絶える。
私の前にいつまでも
一つの民であることはできない。
主はこう言われる。
もしも、植えの天が測られ、
下の地の基が探り出されることがある。
ならば、私もイスラエルの総ての子孫を、
彼らの行った総ての事の故に退ける
―――主の言葉―――
見よ。その時代が来る。
―――主の言葉―――
その時、この都はハナンエルの櫓から
隅の門まで主の為に建て直される。
測り縄は、さらにそれからカレブの丘に伸びゴアの方に向かう。
死体と灰の谷の全体と、
東の方では
ギデロンの谷と馬の門の隅までの畑は、
皆主の聖なるものとされる。
もはやとこしえに、
根こそぎにされず、壊される事もない。