テコア出身の牧者の一人であったアモスの言葉
これはユダの王・ウジヤの時代、
イスラエルの王・ヨアシュの子ヤロブアムの時代、
あの地震の二年前に、
イスラエルについて彼が見た幻である。

この言葉を聞け。

サマリアの山にいるパシャンの雌牛どもよ。

お前達は弱い者を虐げた。

貧しい者を迫害した。

自分の主人に、

何か持って来て、飲ませよ。

と、言っている。

神である主は、

見よ。

その時代がお前達にくる。

お前達は釣り針にかけて引き上げられる。

最後の一人までが、銛で突かれる。

お前達は、

城壁の破れ口からそれぞれまっすぐに出て行き、

ハルモルに放り出される。

―――主のことば。―――

ぺテルに行き、背け。

ギルガルに行き、ますます背け。

朝毎にあなた方の生贄を捧げよ。

三日ごとに十分の一を捧げるがよい。

感謝の捧げ物として、種入りのパンを焼け。

勧んで捧げる者を布告し、

ふれ知らせるがよい。

イスラエルの民よ。

あなた方は、そうすることを好んでいる。

―――神である主のことば。―――

私は、あなた方の全ての町で、

あなた方の歯を汚さず、

全ての場所で、

パンを欠乏させた。

それでも、あなた方は、

私のもとに帰ってこなかった。

―――主のことば。―――

私はまた、あなた方に雨をとどめた。

刈り入れまでなお三カ月るあるのに、

ある町には雨を降らせ、

他の街には雨を降らせなかった。

ある畑には、雨が降ったが、

雨の降らなかった畑は乾ききった。

二、三の街は、

よろめきながら一つの街を訪ねた。

水を飲む為に。

しかし、満ち足りる事はなかった。

それでも、

あなた方は私のもとに帰ってこなかった。

―――主のことば。―――

私は、立ち枯れと黒穂病で、

あなた方を打った。

あなた方の果樹園とブドウ畑、

無花果の樹とオリーブの木が増えた。

しかし、噛みイナゴが食い荒らした。

それでも、

あなた方は、私のもとに帰ってこなかった。

―――主のことば。―――

私は、エジプトにしたように、

疫病をあなた方に送った。

剣であなた方の若者を殺し、

あなた方の馬を奪い去った。

あなた方の陣営に悪臭を上らせ、

あなた方の鼻をつくようにした。

それでも、あなた方は、

私のもとに帰ってこなかった。

―――主のことば。―――

私は、あなた方を覆した。

神がソドムとゴモラを覆したように。

あなた方は、

炎から取り出された燃えさしのようになった。

それでも、あなた方は、

私のもとに帰ってこなかった。

―――主のことば。―――

それ故イスラエルよ、

私はあなたをこのようにする。

私があなたにこうする。

イスラエルよ、

あなたの神に逢う備えをせよ。

と、ご自分の聖にかけて誓われる。

見よ。

山々を形造り、風を創造した方。

その御思いが何であるかを、

人間に告げられる方。

暁と暗闇を造り、地の高き所を歩まれる方。

その名は万軍の神、主。