主の仰せ
イスラエルの民よ。聞け。
主があなたについて告げた。
この言葉を。
私がエジプトの地から連れ上った
あなた方全ての部族についての言葉を。
私は、地の全ての種族の中から、
あなた方だけを選び出した。
それ故、あなた方の全ての咎の故に、私はあなた方を罰する。
約束もしていないのに、二人の者が一緒に歩くだろうか。
獲物もいないのに、獅子が森の中で吠えるだろうか。
何もとらえられていないに、若獅子がその洞穴で声を上げるだろうか。
罠も仕掛けられていないのに、鳥が地の鳥網にかかるだろうか。
何も捕えていないのに、鳥網が地面から跳ね上がるだろうか。
角笛が街で鳴らされたら、民は驚かないだろうか。
街に禍が起こったら、主がそれをなされたのではないか。
まことに、神である主は、ご自分の計画を、
そのしもべである預言者達に示さずには、何事もなさらない。
獅子が吠える。
誰が恐れないでいられよう。
神である主が語られる。
誰が預言しないでいられよう。
アシュドデの宮殿と、エジプトの地の宮殿に、
サマリアの山々の上に集まり、
その街の大いなる混乱と、
そのただ中の抑圧を見よ。
と、告げよ。
彼らは正直にことを行う事を知らない。
―――主の言葉―――
彼らは、自分達の宮殿に、
暴虐と暴行を宝の様に蓄えている。
それ故、神である主は、
敵が、この地を取り囲み、
あなたの権威を地に落とす。
あなたの宮殿はかすめ奪われる。
と、言われる。
主は、
羊飼いが獅子の口から二本の脚、
あるいは耳たぶだけでも取り戻すように。
サマリヤに住むイスラエルの民は、
寝台の隅や
ダマスコの長椅子とともに救い出される。
聞け、
ヤコブの家に証言せよ。
―――神である主、万軍の神のことば―――
まことに、イスラエルの背き故に、
私が彼の上に報いる日に、
私はベテルの祭壇を罰する。
その祭壇は角は折られ、地に落ちる。
私は冬の家と夏の家を討つ。
象牙の家は滅び、
大邸宅も消え失せる。
――――主のことば―――
と、言われる。
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