彼は、
主はシオンから吠え、
エルサレムから声をあげられる。
羊飼いの牧場は乾き、
カルメルの頂は枯れる。
と、言った。
主は、
ダマスコの三つの背き、
四つの背きの故に、
私は彼らを顧みない。
彼らが彼の打穀機で
ギルアデを踏みにじったからだ。
私はハザエルの家に火を送る。
その火はベン・ハダトの宮殿を焼き尽くす。
私はダマスコの閂を打ち壊す。
王座に就いているものをアベンの谷から、
王笏を持っているものをペテ・エデンから断つ。
こうしてアラムの民はキルへ捕らえ移される。
と、言われる。
主は、
ガサの三つの背き、
四つの背きの故に。私は彼らを顧みない。
彼らが全ての捕囚の民として捕え移し、
エドムに引き渡したからだ。
私はガザの城壁を火に送る。
その火はその宮殿を焼き尽くす。
私は、王座に就いているものをアシュドデから
王笏を持つ者をアシュケロンから断つ。
私はエクロンに手を向け、
ペリシテ人の残った者は滅びる。
と、言われる。
主は、
ツロの三つの背き、
四つの背きの故に、私は彼らを顧みない。
彼らが全ての者を捕囚の民として
エドムに引き渡し、
兄弟の契りを覚えていなかったからだ。
私はツロの城壁に火を送る。
その火はその宮殿を焼き尽くす。
と、言われる。
主は、
エドムの三つの背き、
四つの背きの故に、私は彼らを顧みない。
彼らが剣で自分の兄弟を追い、
憐れみを断ち、いつまでも怒り、
どこまでも激しい怒りを保ち続けたからだ。
私はテマンに火を送る。
その火は、ボツラの宮殿を焼き尽くす。
と、言われる。
主は、
アンモン人の三つの背き
四つの背きの故に、私は彼らを顧みない。
彼らがギルアデの妊婦たちを切り裂いて、
自分の領土を広げたからだ。
私はラバの城壁に火を放つ。
その火はその宮殿を焼き尽くす。
戦いの日の、ときの声のうちに、
つむじ風の日の突風とともに。
彼等の王は、その高官達とともに
捕囚の身となる。
と、言われる。