一人寂しく座っている。

人で満ちていた都が。

彼女はやもめのようになった。

国々の間で力に満ちていた者、

諸々の州の女王が、

苦役に服することになった。

彼女は泣きながら夜を過ごす。

涙が頬を伝わっている。

彼女が愛する者達の中には、慰める者は誰もいない。

その友もみな裏切り、彼女の敵となってしまった。

悩みと多くの苦役の後に、ユダは捕らえられ移された。

彼女は諸国の中に住み、憩いを見出す事がない。

追い迫る者達はみな追いついた。

彼女が苦しみのただなかにある時に。

シオンへの道は喪に服し、例祭に行く者は誰もいない。

その門はみな荒れ果て、その祭司達はうめく。

乙女たちは憂いに沈む。

シオンが苦しんでいるのだ。

彼女に逆らう者が頭となり、彼女の敵が栄えている。

彼女の多くの背きの故に、主が憂いを与えられたのだ。

幼子達も囚われの身となり、逆らう者達の前に出て行った。

娘シオンから、その総ての輝きが去った。

彼女の首長達は、青草を見出せない鹿のようになった。

だから、追い迫る者の前をただ力無く歩んで行った。

エルサレムは思い出す。

苦しみとさすらいの日々にあって、

昔から持っていた自分の総ての宝を。

その民が敵の手に倒れ、誰も助ける者がいない。

その時、敵はその破滅を見て、あざ笑う。

エルサレムは罪に罪を重ねた。

その為、汚らわしいものとなった。

彼女を尊んだ者達はみな、

その裸を見て、これを卑しめる。

彼女も呻いて、その背を向ける。

彼女の穢れは裾に付いている。

彼女は自分の末路を考えない。

それで、驚くほど落ちぶれて、誰も彼女を慰めない。

主よ。

私の苦しみを顧みてください。

敵が勝ち誇っています。

敵は、その手を伸ばした。

彼女が大切にしている総てのものに。

諸国の民がその聖所に入るのを見た。

あなたが、

あなたの集いに加わってはならない。

と、命じた者達が。

彼女の民はみなうめき、食べ物を捜している。

気力を取り戻そうとして、自分の宝を食物に換えている。

主よ。

よく見てください。

私は卑しい女性になりました。

あなた方には関係ないのか。

道行くすべての人よ、よく見よ。

このような苦痛が他にあるか。

私は被る主の燃える怒りの日。

主が私を悩ませたような苦痛が。