ヨハネの黙示録 第13章

イエスキリストの黙示。
神はすぐに起こるべき事をしもべ達に示す為、
これをキリストに与えられた。
そして、キリストは御遣いを遣わして、
これをしもべヨハネに告げられた。
ヨハネは神の言葉とイエス・キリストの証、
すなわち、自分が見た全ての事を証した。
この予言の言葉を朗読する者と
それを聞いてそこに書かれている事を
守る者達は、幸いである。
時が近づいているからである。

また、私は海から

一頭の獣が昇ってくる姿を見た。

これには10本の角と七つの頭があった。

その角には、10の王冠があった。

その頭には神を冒涜する様々な名があった。

私が見たその獣は、豹に似ていた。

足は、熊の足のようであり、

口は獅子のようであった。

竜は、この獣に、

自分の力と自分の王座と大きな権威を与えた。

その頭のうちの一つは、

打たれて死んだと思われた。

が、その致命的な傷は治った。

全地は驚いてその獣に従い竜を拝んだ。

竜が獣に権威を与えたからである。

また人々も、

誰がこの獣に比べられるだろうか。

誰がこれと戦う事ができるだろうか。

と、拝んだ。

この獣には、

大言壮語して冒涜の言葉を語る口

42か月の間、活動する権威

が、与えられた。

獣は神を冒涜する為に口を開いた。

そして、神の御名と神の幕屋、

また天に住む者達を冒涜した。

獣は、聖徒達に戦いを挑んだ。

そして、打ち勝つ事が赦された。

また、あらゆる部族・民族・言語・国民を、

支配する権威が与えられた。

地に住む者達で、世界の基が据えられた時から、

屠られた子羊の命の書にその名が、

書き記されていない者はみな、

この獣を拝むようになる。

耳のある者は聞きなさい。

捕らわれの身になるべき者は、捕らわれる。

剣で殺されるべき者は、剣で殺される。

ここに聖徒達の忍耐と信仰が必要である。

また、私は別の獣が地から昇ってくるのを見た。

それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、

竜が語るように語っていた。

この獣は、

最初の獣が持っていた全ての権威を、

その獣の前で働かせた。

また、地と地に住む者達に、

致命的な傷が治った最初の獣を拝ませた。

また、大きな証を行った。

人々の前で火を天から地に降らせる事さえした。

また、この獣は、

あの獣の前で行う事が赦された印により、

地に住む者達を惑わし、

剣の傷を受けながらも

生き返ったあの獣の像を造るように、

地に住む者達に命じた。

それから、その獣の像に、息を吹き込んだ。

獣の像が物を言う事さえできるようにした。

また、その像を拝まない者達を、

皆殺すように命じた。

また獣は全てに者に、すなわち、

小さい者にも、

大きい者にも、

富んでいる者にも

貧しい者にも

自由人にも

奴隷にも、

その右手あるいは額に刻印を受けさせた。

また、その刻印を持っている者以外は、

誰も物を売り買いできないようにした。

刻印とは、あの獣の名、

またはその名が表す数字である。

ここに、知恵が必要である。

思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。

それは人間を表す数字であるから。

その数字は666である。