ヨハネの黙示録 第12章

イエスキリストの黙示。
神はすぐに起こるべき事をしもべ達に示す為、これをキリストに与えられた。
そして、キリストは御遣いを遣わして、これをしもべヨハネに告げられた。
ヨハネは神の言葉とイエス・キリストの証、すなわち、自分が見た全ての事を証した。
この予言の言葉を朗読する者とそれを聞いてそこに書かれている事を
守る者達は、幸いである。
時が近づいているからである。

また、大きな証が天に現れた。

一人の女性が太陽を纏っていた。

そして、月を足の下にし、頭に12の星の冠を被っていた。

女性は身ごもっていた。

子を産む痛みと苦しみの為に、叫び声をあげていた。

また、別の証が天に現れた。

見よ、炎のように赤い大きな竜。

それは、七つの頭と十本の角があった。

その頭には七つの王冠を被っていた。

その尾は天の星の1/3を引き寄せ、地に投げ落とした。

また竜は、子を産もうとしている女性の前に立った。

産まれた子を食べてしまおうとしていた。

女性は男の子を産んだ。

この子は、鉄の杖を持って、

全ての国々の民を牧する事になっていた。

その子は神の御元に、その御座を引き上げられた。

女性は荒野に逃げた。

そこには、

1260日の間、人々が彼女を養うように

と、神により備えられた場所にあった。

さて、天に戦いが起こって、ミカエルとその御遣い達は竜と戦った。

その竜と御遣い達も戦ったが、勝つ事ができなかった。

なので、天にはもはや彼等のいる場所がなくなった。

こうして、その大きな竜・すなわち、

古い蛇・悪魔・サタンと呼ばれる者、

全世界を惑わす者

が、地に投げ落とされた。

また、彼の遣い達も彼とともに投げ落とされた。

私は、

今や、私達の神の救いと力と王国と、

神のキリストの権威が現れた。

私達の兄弟達の告発者

昼も夜も私達の神の御前で訴える者が、

投げ落とされたからである。

兄弟達は、子羊の血と、

自分達の証の言葉の故に、

竜に打ち勝った。

彼らは死に至る迄も

自分の命を惜しまなかった。

それ故、天とそこに住む者達よ、喜べ。

しかし、地と海は災いだ。

悪魔が自分の時が、

短い事を知って激しく憤り、

お前達の所へ下ったからだ。

と言う大声を聞いた。

竜は、自分が地へ投げ落とされたのを知った。

すると、男の子を産んだ女性を追いかけた。

しかし、女性には大きな鷲の翼が二つ与えられた。

その翼で荒野にある自分の場所に飛んで行った。

そこで一時と二時と半時の間、

蛇の前から逃れて養われる為であった。

すると、蛇はその口から女性の背後から水を川のように吐き出した。

つまり彼女を、大水で押し流そうとした。

しかし、地は女性を助けた。

その口を開けて、蛇が口から吐き出した水を飲み干した。

すると、竜・蛇は女性に対して激しく怒った

女性の子孫の残りの者、

すなわち、神の戒めを守る者、

イエスの証を堅く保っている者達と、戦おうとして出かけた。

そして、竜・蛇は海辺の砂の上に立った。

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