テトスへの手紙 その1 第3章

神のしもべ、イエス・キリストの使徒パウロから同じ信仰による真の我が子テトスへ。
父なる神と、私達の救い主キリスト・イエスから恵みと平安がありますように。

あなたは人々に注意を与えなさい。

その人々が、

支配者達と権威者達に服し、従い、

全ての良いわざを進んで行う。

誰も中傷せず、争わず、柔和で、

全ての人にあくまで礼儀正しい者

と、なるようにしなさい。

私達も以前は、

愚かで、不従順で迷っていた者です。

いろいろな欲望と快楽の奴隷でした。

悪意と妬みのうちに生活し、人から憎まれ

互いに憎み合う者でした。

しかし、私達の救い主である神の慈しみと

人に対する愛が現れました。

その時、ご自分の憐れみにより、

聖霊による再生と斬新の洗いをもって、

私達を救ってくださいました。

それは、

私達が行った義の技によってではありません。

神はこの聖霊を、

私達の救い主イエス・キリストにより、

私達に豊かに注いでくださったのです。

それは、私達が、

キリストの恵みにより義と認められる為でした。

永遠の命の望みを抱く相続人となる為でした。

この言葉は真実です。

私は、あなた方がこれらの事を、

確信をもって語るように願っています。

神を信じるようになった人々が、

良い技に励む事を心がけるようになる為です。

これらの事は良い事であり、人々に有益です。

一方、愚かな議論、けいず、

争い、律法についての論争は避けなさい。

それらは無益で、虚しい物です。

分派を作る者は、数回訓戒した後、

除名しなさい。

あなたも知っている通り、

このような人はゆがんでいます。

自分で悪いと知りながら、

罪を犯しているのです。

私は、アルテマスかティキコを、

あなたのもとに送ります。

その後、あなたは何とかして、

ニコポリスにいる私の所に来てください。

私は、そこで、冬を過ごす事にしています。

律法学者ゼナスとアポロが、

何も不足する事がないように。

その旅立ちをしっかりと支えてあげて下さい。

私達の仲間も実を結ばない者にならないように。

差し迫った必要に備えて、

良い技に励むように教えなければなりません。

私と一緒にいる者達が皆、あなたに、

よろしくと、言っています。

信仰を同じくし、

私達を愛してくださっている人達に、

よろしくと、伝えて下さい。

恵みがあなた方全てとともにありますように。