私があなたをクレタに残したのは、

残っている仕事の整理をし、

私が命じた通りに、

町ごとに長老達を任命する為でした。

長老は非難される所がなく、

一人の妻の夫であり、

子供達も信者で、

放蕩を責められたり、

反抗的であったりしない事

が、条件です。

監督は神に家を管理する者として、

非難される所のない者であるべきです。

わがままでなく、

短気でなく、

酒のみでなく、

乱暴でなく、

不正な利を求めず、

むしろ、人をよくもてなし、

善を愛し、

慎み深く、

正しく、敬虔で、

自制心があり、

教えにかなった信頼すべき御言葉を、

しっかりと守っていかなければなりません。

健全な教えをもって励ましたり、

反対する人達を戒めたりする事が、

できるようになる為です。

実は、

反抗的な者、無益な話をする者、人を惑わす者

が、多くいます。

特に、割礼を受けている人々の中に多くいます。

そのような者達の口は封じなければなりません。

彼らは、恥ずべき利益を得る為に、

教えてはならない事を教えています。

幾つかの家庭をことごとく破壊しています。

クレタ人のうちの一人、彼ら自身の預言者が、

クレタ人は、いつも嘘つき。

悪い獣。

怠け者の大食漢

と、言いました。

この証言は本当です。

ですから、彼らを厳しく戒めて、

その信仰を健全にしなさい。

ユダヤ人の作り話や、

真理に背を向けている人達の戒めに、

心を奪われないようにさせなさい。

聖い人達には、全てのものが聖いのです。

しかし、汚れた不信仰な人達には、

何一つ聖いものはありません。

その知性も良心も汚れています。

彼らは、神を知っていると公言します。

が、行いでは否定しています。

彼らは忌まわしく、不従順で、

どんな良いわざにも不適格です。