テオフィロ様
私は前の書で、イエスの行いを始め、教えられた全ての事について書き記しました。
それは、お選びになった使徒達に聖霊によって命じた後、天に上げられた日までの事でした。
イエスは苦しみを受けた後、ご自分が生きている事を使徒達に示された。
40日にわたって彼らに現れ、神の国の事を語られた。イエスは使徒達に一緒にいた事を書き記します。
ルカより
人々がわめき立て、上着を放り投げ、
塵を空中にまき散らした。
なので、千人隊長は、
パウロを兵営の中に引き入れるように命じた。
そして、鞭で打って取り調べるよう命じた。
何故、人々がこのように彼に対して、
怒鳴っているかを知る為である。
彼らが鞭で打とうとしてパウロの手足を広げた。
パウロ
百人隊長、ローマ市民である者を、
裁判にもかけずに鞭で打ってよいのですか。
百人隊長は、千人隊長のもとに向かった。
百人隊長
千人隊長、どうなさいますか。
あの人はローマ市民です。
千人隊長
パウロよ、私に言いなさい。
あなたはローマ市民なのか。
パウロ
そうです。
千人隊長
私は多額のお金で、
この市民権を手に入れたのだ。
パウロ
私は生まれながらのローマ市民です。
パウロを取り調べようとしていた者達は、
直ぐにパウロから身を引いた。
千人隊長もパウロがローマ市民である事を知り、
彼を縛っていた事を恐れた。
翌日、千人隊長は、パウロの鎖を解いた。
千人隊長は、
パウロがユダヤ人達に訴えられている
確かな理由を知りたい。
と、思ったからである。
そして、祭司長達を、
最高法院全体に集まるように命じた。
パウロを連れて行き、彼等の前に立たせた。