テオフィロ様
私は前の書で、イエスの行いを始め、教えられた全ての事について書き記しました。
それは、お選びになった使徒達に聖霊によって命じた後、天に上げられた日までの事でした。
イエスは苦しみを受けた後、ご自分が生きている事を使徒達に示された。
40日にわたって彼らに現れ、神の国の事を語られた。イエスは使徒達に一緒にいた事を書き記します。
ルカより
イコニオンでも、同じことが起こった。
二人がユダヤ人の会堂に入って話をした。
すると、ユダヤ人も
ギリシア人も大勢の人々が信じた。
ところが、信じようとしないユダヤ人達は、
異邦人達を扇動した。
その為に、兄弟達に対して悪意を抱かせた。
それでも、二人は長く滞在した。
主によって大胆に語った。
主は、
彼等の手によってしるしと不思議を行わせた。
その恵みの言葉を証された。
すると、街の人々は、
ユダヤ人側に、もう一方は使徒達側
にと、分かれた。
異邦人とユダヤ人が彼等の指導者達と一緒になり、
二人を辱めようと石打ちにしよう。
と、企てた。
その事を知ったパウロとバルナバは、
リカオニアの町であるリステラとデルベ、
及びその付近の地方に難を避けた。
そこで、福音の宣教を続けた。
さて、リステラで、
足の不自由な人が座っていた。
彼は生まれつき足が動かず、
これまで一度も歩いた事がなかった。
彼はパウロの話す言葉に耳を傾けていた。
パウロは彼をじっと見つめ、
癒されるにふさわしい信仰があるのを見た。
パウロ
(大声で)
自分の足でまっすぐに立ちなさい。
すると、
足の不自由な人は飛び上がり、歩き出した。
パウロの行った事を見た群衆
(声を張り上げ、リカオニア語で)
神々が人間の姿をとって、
私達の所におくだりになった。
そして、パウロの事をヘルメスと呼んだ。
すると、街の入口にあるゼウス神殿の祭司が、
雄牛数頭と花輪を門の所に持ってきた。
そして、群衆と一緒に生贄を捧げようとした。
パウロ達
皆さん、どうしてこんなことをするのですか。
私達もあなた方と同じ人間です。
そして、あなた方が、
このような空しい事から離れて、
天と地と海、
またそれらの中の全てに者を
造られた活ける神に立ち返るよう
に、福音を宣べ伝えているのです。