人の子は、

その栄光を帯びて

全ての御遣い達を伴ってくる時

その栄光の座に着きます。

そして、全ての国の人々が御前に集められます。

人の子は、

羊飼いが羊を山羊から選り分けるように

彼らを選り分けます。

羊を自分の右に、山羊を左に置きます。

それから王は右にいる者達に

さぁ、私の父に祝福された人達、

世界の基が据えられた時から、

あなた方の為に備えられた御国を

受け継ぎなさい。

あなた方は、

私が空腹であった時に食べ物を与えました。

渇いていた時に飲ませました。

旅人であった時に宿を貸しました。

私が裸の時に服を着せました。

病気をした時に見舞いました。

牢にいた時に訪ねてくれました。

だからです。

と、言います。

すると、正しい人達は、

主よ。

いつ私達は、

あなたが空腹なのを見て食べさせましたか。

渇いているのを見て、

飲ませて差し上げたでしょうか。

いつ、旅人であるあなたを見て

宿を貸したでしょうか。

あなたの裸の姿を見て、

服を着せて差し上げたでしょうか。

いつ私達は、あなたが病気をした時、

牢におられた時、お訪ねしたでしょうか。

と、聞きます。

すると、王は彼らに

まことに、あなた方に言います。

あなた方が、

これらの私の兄弟達・

それも最も小さい者達の一人に行った事は、

私に行ったのです。

と、答えます。

それから、王は左にいる者達にも

呪われた者ども。

私から離れ、悪魔と

その遣いの為に用意された永遠の火に入れ。

お前達は、

私が空腹であった時に食べ物をくれなかった。

渇いている時に飲ませてくれなかった。

私が旅人であった時に、

宿を貸してくれなかった。

裸の時に服を着せてくれなかった。

病気の時や牢にいた時に訪ねてくれなかった。

と、言います。

すると彼らも

主よ。いつ私達は、あなたが

空腹であった事

渇いていた事

旅人であった事

裸でいた事

病気をしていた事

牢におられた事

を、知りお世話をしなかったでしょうか。

と、答えます。

すると、王は彼らに

まことに、お前達に言う。

お前達はこの最も小さい者達の

一人に施しをしなかった。

それは私にしなかったと同じ事だ。

と、言います。

と、答えた。

こうして、この者達は永遠の刑罰に入ります。

正しい人達は永遠の命に入るのです。