さて、彼らは、
イエスの言葉じりを捉えようとした。
そして、パリサイ人とヘロデ党の者を数人、
イエスの所に遣わした。
パリサイ人とヘロデ党の遣いの者
先生、私達はあなたが真実な方で、
誰にも遠慮しない方だと知っております。
人の顔色を見ず、真理に基づいて、
神の道を教えておられるからです。
ところで、カエサルに税金を納める事は、
律法にかなっているでしょうか。
それとも、いないでしょうか。
納めるべきでしょうか。、
納めるべきではないでしょうか。
イエスは彼らの欺瞞を見抜いていた。
イエス
何故、私を試すのですか。
デナリ銀貨を持ってきて見せなさい。
彼らはデナリ銀貨を持ってきた。
イエス
これは誰の肖像と銘ですか。
パリサイ人とヘロデ党の遣いの者
カエサルのです。
イエス
カエサルの物はカエサルに、
神の物は神に返しなさい。
パリサイ人とヘロデ党の遣いの者達は、
イエスの言葉に驚嘆した。
今度は、
復活はない。
と、言っているサドカイ人達が、イエスの所に来た。
サドカイ人達
先生、モーセは、私達の為に
もし、ある人の兄がなくなりました。
妻が残り、子を残さなかった場合、
その弟が兄嫁を妻にして、
兄の為に子孫を起こさなければならない。
と、書いています。
さて、七人の兄弟がいました。
長男が妻を迎えました。
しかし、亡くなり子孫を残しませんでした。
次男が兄嫁を妻にしましたが、
やはり亡くなり、子孫を残しませんでした。
三男も同様でした。
こうして、七人とも子孫を残しませんでした。
最後にその妻もなくなりました。
復活の際、彼らが甦る時、
兄弟全員、彼女を妻にしたのですが、
彼女は誰の妻になるのでしょうか。
イエス
あなた方は、聖書も神の力も知らない。
その為に、
思い違いをしているのではありませんか。
死人が甦る時には、
人はめとる事も嫁ぐ事もありません。
天の御使い達のようです。
死人が甦る事については、
モーセの書にある柴の箇所にあります。
そこに、
神がモーセにどう語られたか。
記してあります。
あなた方は、
その箇所を読んだ事がないのですか。
私はアブラハムの神・
イサクの神、ヤコブの神である。
とあります。
神は亡くなった者の神ではなく、
生きている者の神であります。
あなた方は大変な思い違いをしています。
一人の律法学者
あなたの答えは見事だ。
一つお尋ねしたい事がある。
全ての中で、どれが第一の戒めですか。