私が使徒となったのは、

人間から出た事ではありません。

また、人間の手を通した事でもありません。

イエス・キリストを死者の中から

甦らせた父なる神によるものです。

私とともにいるすべての兄弟達から、

ガラテヤの諸教会へ。

どうか、私達の父なる神と

主イエス・キリストから恵みとと平安が、

あなた方の上にありますように。

キリストは、今の悪の世界から

私達を救い出そうとしています。

そして、私達の罪の為に

御自身をお捨てになりました。

私達の神であり父である方の御心です。

どうか、この神に栄光が、

とこしえにありますように。アーメン

私は驚いています。

キリストの恵みよりあなた方は召されました。

しかし、その方を、あなた方が

そう急に見捨てて、他の福音に移るからです。

他の福音と言っても、

もう一つ別に福音があるのではありません。

あなた方を動揺させる者達がいます。

彼らは、

キリストの福音を変えてしまおう。

と、としているだけです。

しかし、私達であれ、天の御使いであれ、

もし私達が宣べ伝えた福音に反する事を

福音として宣べ伝えたとします。

そうでしたらその者は呪われるべきです。

今、私は、

人に取り入ろう。

と、しているのでしょうか。

いや、神にでしょう。

あるいは、

人の歓心を買おう。

と、努めているのでしょうか。

もし私が、

今なお人の歓心を買おうとするようなら、

私はキリストのしもべとは言えません。

兄弟達よ。私はあなた方に知らせましょう。

私が宣べ伝えた福音は、

人間によるものではありません。

私はそれを人間からは受けたのではなく、

また教えられもしませんでした。

ただ、イエス・キリストの啓示にからです。

以前ユダヤ教徒であった頃の私の生き方は、

あなた方がすでに聞いています。

私は激しく神の教会を迫害し、

これを滅ぼそうとしました。

また私は、

自分と同族で同年輩の多くの者達に比べ、

はるかにユダヤ教に進んでいました。

先祖からの伝承に人一倍熱心でした。

けれども、生まれる前から私を選び出し、

恵みもって召してくださった方がいました。

異邦人の間に御子を宣べ伝えさせる為に、

御子を私の内に啓示する事を良しとされました。

その時、私はすぐに、人には相談せず、

先輩の使徒達に会おうとしました。

その為にエルサレムにも足を運ばず、

アラビヤに出て行き、ダマスコに戻りました。

それから三年後、私はケバを訪ねました。

エルサレムにのぼり、

彼にもとに15日間滞在しました。

しかし、主の兄弟ヤコブは別として、

他の使徒には誰にも会いませんでした。

神の御前で申します。

貴方に書いている事には偽りはありません。

それから、

私は、シリヤ及びキリキヤ地方に行きました。

しかし、キリストにあるユダヤの諸教会には、

私の顔を知られていませんでした。

けれども、

以前私達を迫害した者が、

その時滅ぼそうとした信仰を、今は宣べ伝えている。

と、聞いてはいました。

だから、彼らは私の事で神を崇めていました。

          

Copyright ⒞ 2015 buta, All Rights Reserved.