主は、

非難する者が全能者と争おうとするのか。

神を責める者は、それに答えよ。

と、ヨブに答えられた。

ヨブは

私は取るに足りない物です。

あなたに何と口答えできるでしょう。

私はただ手を口に当てるばかりです。

一度、私は語りました。

もう答えません。

二度、語りました。

もう繰り返しません。

と、主に答えた。

主は嵐の中から

さぁ、あなたは勇士の様に腰に帯を締めよ。

私はあなたに尋ねる。

私に示せ。

あなたは私の裁きを無効にするつもりか。

自分を義とする為、私を不義に定めるのか。

あなたには、神のような腕があるのか。

神のような声で雷鳴を轟き渡らせるのか。

さぁ、誉れと気高さで身を飾り、

威厳と威光を身に纏え。

あなたの激しい怒りを吐き散らし、

全て高ぶる者を見て、これを低くせよ。

全て高ぶる者を見て、これを押さえ、

悪者どもを、その場で踏みにじれ。

彼らをともに土の塵の中に隠し、

その顔を隠れた所につなぎ留めよ。

そうすれば、私もあなたを、

あなたの右手は自分を救う事ができる。

と、称えて言う。

さぁ、河馬を見よ。

これはあなたと並べて私が造ったもの。

牛のように草をはむ。

見よ。その力は腰にあり、

その強さは腹の筋にある。

尾は杉の木の様に垂れ下がり、

腿の筋は絡み合っている。

骨は青銅の管、

肋骨は鉄の棒のようだ。

これは神の作品の第一のもの、

これを造った者が、その剣でこれに近づく。

山々はこの獣の為に産物をもたらし、

野の獣もみなそこで戯れる。

蓮の下にそれは横たわる。

葦の沼地の中で。

蓮はこれをその陰で覆い、川の柳はこれを囲む。

たとえ、川が溢れても、慌てない。

ヨルダン川が口に注ぎ込んでも動じない。

その目を掴んでこれを捕らえられるか。

罠にかけて、その鼻を突き通せるか。

と、ヨブに答えられた。