ヨブは、
今日もまた、私の嘆きは激しく、
自分のうめきの故に私の手は重い。
できるなら、何処で神に会えるかを知り、
その御座にまで行きたいものだ。
私は神の御前に自分の言い分を並べて、
言葉を尽くして訴えたい。
神が、私に答える言葉を知り、
神が、私に言われる事をわきまえ知りたい。
神は、力強い力で私と争われるだろうか。
いや、むしろ私に心を留めて下さるだろう。
そこでは、正直な人が神と論じあう事ができ、
私は、とこしえに裁きを免れるだろう。
だが見よ。
私が前へ進んでも、神はおられず、
後ろに行っても、神を認める事が出来ない。
左に向かうが、神と会う事はなく、
右に向きを変えても、神と会う事が出来ない。
しかし神は、私の行く道を知っておられる。
私は試されると、金の様になって出て来る。
私の足は、神の歩みにつき従い、
神の道を守り、それた事がない。
私は、神の唇の命令から離れず、
自分の定めよりも神の口の言葉を蓄えた。
しかし、御心は一つである。
誰がその御思いを翻せるだろうか。
神は、ご自分が欲するところを行われる。
神は、私について定めた事を成し遂げられる。
神には、そのような多くの定めがあるからだ。
それで私は、神の御前で脅え、
思いを巡らして、神を恐れているのだ。
神は、私の心を弱くされた。
全能者が私を脅えさせられたのだ。
しかし、闇によって私が黙らされる事はない。
私の顔が暗黒に覆われていても。
と、答えた。