モーセは、

ミディアンの祭司、レウエルとイテロの羊を飼っていた。

彼は、

その群れを荒野の奥まで導いて、神の山ホレブにやってきた。

すると、

主の遣いが柴の茂みのただ中の、燃える炎の中で彼に現れた。

そして、燃えている枯れ枝は、なくならなかった。

モーセ

近寄って、この大いなる光景を見よう。

なぜ、枯れ枝が燃え尽きないのだろう。

主は、モーセが横切て見に来るのをご覧になった。

主の仰せ

モーセ、モーセ・・・

モーセ

私は、ここにおります。

主の仰せ

ここに近づいてはならない。

あなたの履き物を脱げ。

あなたの立っている場所は聖なる地である。

私は、あなたの父祖の神・

アブラハムの神・イサクの神・ヤコブの神である。

モーセは顔を隠した。

なぜなら、主を仰ぎ見るのを恐れたからである。

主の仰せ

私は、エジプトにいる民の苦しみを

確かに見、

追い立てる者達の前で彼らの叫びを聞いた。

私は、彼らの痛みを確かに知っている。

私が天から降りて来たのは、

エジプトの手から彼らを救い出し、

その地から彼らを救い出し、

広く良い地、乳と蜜の流れる地に、

カナン人・ヒッタイト人・アモリ人・

ペリシテ人・ヒビ人・エブス人のいる場所に、

彼らを導き上るためである。

今、見よ、

イスラエルの子の叫びは、私に届いた。

私は、

エジプト人から、虐げられている彼等の姿を見た。

今、行け。

私は、あなたをファラオのもとに遣わす。

私の民、イスラエルの子らをエジプトから導き出せ。

モーセ

主よ、私は、いったい何者なのでしょう。

ファラオのもとに行き、イスラエルの子らを、

エジプトから導き出さなければならない。

役目を与えられるのは、どういうことですか。

主の仰せ

私があなたとともにいる。

これが、あなたの為のしるしである。

この私が、あなたを遣わすのだ。

あなたが、この民をエジプトから導き出す時、

あなた方は、この山で神に仕えなえればならない。

モーセ

今、私がイスラエルの子らの所に行き、

あなた方の父祖の神が、私を遣わされた。

と、言えば、彼らは

その名は

と、聞くでしょう。

何と答えればよいのでしょうか。