これらの出来事の後、

主の言葉が幻のうちにアブラムに臨んだ。

主の仰せ

アブラムよ。恐れるな。

私はあなたの盾である。

あなたの受ける報いは非常に大きい。

アブラム

わが神主よ。

私は何をいただけますか。

私にはまだ子がありません。

私の家の相続人は、

あのダマスコのエリエゼルになるのでしょうか。

ご覧ください。

あなたが私に、子孫を与えないので、

奴隷が私の後を継ぐでしょう。

主の仰せ

奴隷があなたの跡を継いではならない。

ただ、あなた自身から生まれ出て来る者が、

あなたの跡を継がなければならない。

主はアブラムを外に連れ出した。

主の仰せ

さぁ、天を見上げなさい。

星を数える事ができるなら、数えなさい。

あなたの子孫はこのようになる。

アブラムは主を信じた。

主もまた、彼を信じた。

主の仰せ

アブラムよ。

私は、この地をあなたに与える為に、

カルデヤ人のウルから

あなたを連れ出した主である。

アブラム

わが神、主よ。

その地を私の所有である事を

どのようにして知ることができましょうか。

主の仰せ

私のところに、

3歳の雄羊と山鳩とその雛を持って来なさい。

アブラムは言われたとおりにした。

そして、雄羊を真っ二つに切り裂き、

その半分を互いに向かい合わせにした。

しかし、山鳩は切り裂かなかった。

猛禽がその死体の上に降りて来たので、

アブラムは追い払った。

陽が沈みかかった頃、

深い眠りがアブラムを襲った。

とても強い暗黒の恐怖に襲われた。

主の仰せ

アブラムよ。

あなたはこの事をよく知っていなさい。

あなたの子孫は、

自分達の国以外で寄留者となり、

奴隷とされ、400年間、苦しめられよう。

しかし、彼らが仕えるその国民を、

私が裁き、その後、彼らは多くの財産をもって、

その地を離れる事になる。

あなた自身は、

平安のうちに、あなたの先祖のもとに行き、

長寿を全うして葬られよう。

そして、四代目の者達が、ここに戻ってくる。

それはエモリ人の咎が、

その時まで満ちる事はないからである。

さて、日は沈み、暗闇になった時、

煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、

あの切り裂かれたたいまつの間を通り過ぎた。

主の仰せ

アブラムよ、

今日、私とあなたは契約を結ぶ。

私はあなたの子孫に、この地を与える。

エジプトの川から、

あの大河、ユーフラテス川

ケニ人、ケナズ人、カデモニ人、ヘテ人・

ペリジ人・レファイム人・エモリ人・

カナン人・ギルガシ人・エブス人を

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