ギデオンはうちに入り、
一匹のヤギの子を料理し、
一エバの粉で種を入れないパンを作り、
その肉をかごに入れ、
また吸い物を鍋に入れ、
樫の木の下にいる方の所に
持ってきて、供えた。
すると、神の遣いはギデオンに話した。
神の遣い
肉と種を入れないパンを取って、
この岩の上に置き、その吸い物を注げ。
それで、彼はそのようにした。
すると、主の遣いは、
その手にしていた杖の先を伸ばして、
肉と種を入れないパンに触れた。
すると、たちまち火が岩から燃え上がって、
肉と種を入れないパンを、
焼き尽くしてしまった。
主の使いは去って見えなくなった。
これで、
この方が主の使いであった事がわかった。
それで、ギデオンと主は話をした。
ギデオン
ああ、神、主よ。
私は面と向かって
主の遣いを見てしまいました。
主
安心しなさい。恐れるな。
あなたは死なない。
そこで、ギデオンは
そこに主の為に祭壇を築いて、
これをアドナイ・シャロム(主は平安)
と、名付けた。
これは今日まで、
アビエゼル人のオフラに残っている。
その夜、主はギデオンに仰せられた。
「あなたの父の雄牛、
7歳の第二の雄牛を取り、
あなたの父が
持っているバアルの祭壇を取り壊し、
そのそばのアシェラの像を切り倒せ。
その砦の頂上に、
あなたの神、
主の為に石を積んで祭壇を築け。
あの第二の雄牛を取り、
切り倒したアシェラ像の木で、
全焼のいけにえを捧げよ。」