エフタは、

アロエルからミニテに至るまでの20の街を、

またアベル・ケラミムに至るまでを

非常に激しく打たれた。

こうして、

アモン人はイスラエル人に屈服した。

エフタがミツバの自分の家に来た時、

なんと自分の娘がタンバリンを鳴らして、

踊りながら迎えに出てきているではないか。

彼女は一人っ子であって、

エフタには彼女の他に男の子も女の子もなかった。

エフタは、

彼女を見るや自分の着物を引き裂いた。

エフタ

ああ、娘よ。

あなたは本当に、私を打ちのめしてしまった。

あなたは私を苦しめる者となった。

私は主に向かって口を開いたのだから、

もう取り消すことができないのだ。

エフタの娘

お父様、

あなたは主に対して口を開かれたのです。

お口に出されたとおりの事を私にして下さい。

主があなたの為に

あなたの敵アモン人に復讐なさったのですから。

この事を私にさせてください。

私に二か月のご猶予を下さい。

私は山々をさまよい歩き、

私が生娘であることを

私の友達と泣き悲しみたいのです。

エフタ

行きなさい。

エフタは娘を2ヶ月の間外出させたので、

彼女は友達と一緒に行き、

山々の上で自分が生娘である事を泣き悲しんだ。

2ヵ月間の終わりに、

娘は父の所に帰って来たので、

父は誓った請願通りに彼女に行った。

彼女はついに男を知らかった。

こうしてイスラエルでは、

毎年、イスラエルの娘たちは出て行き、

年四日間ギルアデ人エフタの娘のために

嘆きの歌を歌う事がしきたりとなった。