こうして、

ソロモン王は全イスラエルの王となった。

そして、高官達の人事を取り決めた。

やがて、

ユダとイスラエルの人口は、

海辺の砂のように多くなり、

彼らは平和に暮らせるようになった。

ソロモンは、大河からペリシテ人の地、

さらには、

エジプトの国境に至るすべての国を支配した。

これらの王国は、ソロモンに

貢ぎ物を捧げ、彼に仕えた。

ソロモンは、大食家であったが、

食べるものには困らなかった。

ソロモンは、

大河の西側の全ての王達を支配した。

だから、周辺の全ての地方に平和があった。

ユダとイスラエルの人々は、ソロモンの治世中、

自分のぶどうの木の下やいちじくの木の下で

安心して住む事が出来た。

神は、

ソロモンに非常に豊かな知恵と英知と

海辺の砂浜のように広い心とを与えられた。

ソロモンの知恵は、

東の全ての人々の知恵と

エジプト人の全ての人の知恵に勝っていた。

それで、彼の名声は周辺の全ての国々に広がった。

彼は3000の箴言を語り、

彼の歌は1500首もあった。

彼はレバノンの杉の木から

石垣に生えるヒソプに至るまでの草木について

語り、獣と鳥や這う者や魚についても語った。

ソロモンの知恵を聴く為に、

全ての国の王やその国民がやって来た。